Select Language

BlockFi、ビットコインの半減期を背景に月間売上を倍増

BlockFi、ビットコインの半減期を背景に月間売上を倍増

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
BlockFi、ビットコインの半減期を背景に月間売上を倍増

update 2021.08.31 15:32

将来的にはアジア地域での事業拡大を計画

仮想通貨レンディングサービスを展開するBlockFi(本社:201 Montgomery Street, Second Floor, Suite 263, Jersey City, New Jersey 07302[1])は、今年5月にビットコイン(Bitcoin)が半減期を迎えたことを背景に、同社の月間売上が倍増していると発表した。[2]

今年2月にシリーズB(スタートアップ中盤)の投資ラウンドで3,000万ドルの資金調達に成功して以来、BlockFiの月間売上は毎月倍増しており、来年にかけて売上が5,000万ドルに達する見込みだという。現在、BlockFiはアジアやその他地域での事業拡大に注力しているが、今年5月に限っては、ビットコインの半減期の影響で前月から25%増となる7,000件の新規口座に入金があったようだ。

BlockFiの共同創設者兼CEOであるZac Prince氏は、仮想通貨市場が成熟してきている事実に触れ、既存の金融サービスがデジタルなサービスに追い越される転換期を迎えていると言及し、同社の業績が好調な理由を説明した。最近、BlockFiは元バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(Bank of America Merrill Lynch)のトレーダーであるRishi Ramchandani氏を組織に招き入れ、アジア市場での事業展開を本格化しようと試みている。Ramchandani氏はアジア地域の金融業界で約13年の経験を持っており、BlockFiのプレゼンス拡大とパートナーシップ強化、顧客獲得などに貢献することが期待されている。

これまでBlockFiは個人や機関投資家から8億ドルを超える資金を集めており、ビットコインやイーサリアム(Ethereum)、ステーブルコインなどを担保に2,000ドルから100万ドルの範囲でローンサービスを提供している。BlockFiは、米大手仮想通貨関連企業のジェミニ(Gemini)をカストディパートナーとして安全性の高いサービスを展開しているだけに、アジア地域での事業拡大に成功する可能性は十分にあると言えるだろう。

release date 2020.07.03

出典元:

ニュースコメント

アジア地域で積極的な動きに出るBlockFi

これまでBlockFiは手数料無料の仮想通貨取引サービスを開始するなど、仮想通貨市場でも革新的な企業として注目を集めてきた。最近ではアジア市場進出の足がかりとしてBlockFiはPoolinと提携し、同社の金融サービス事業を拡大させている。また、BlockFiはCEOのPrince氏が今年5月に開催されたアジア最大級のブロックチェーンオンラインイベントであるCrypto Asia Summitに出席し、同社の仮想通貨レンディングサービスの活用事例をアピールするなど、プロモーション活動も積極的に行なっているようだ。米国の仮想通貨関連企業の中では、大手仮想通貨取引所のKraken(クラーケン)を運営するペイワード社がJVCEAに加盟しており、日本を中心としたアジアの仮想通貨市場への進出を試みているが、BlockFiはどのような動きに出るのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。


Date

作成日

2020.07.03

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Money Charger(マネチャ)情報流出で問われるキャッシュバックサイトの運営体制と安全性

Money Chargerは2025年10月25日、ユーザーの個人情報が外部に流出したことを公表しました。キャッシュバックサイトはうまく活用すれば取引コストを抑えられる一方で、個人情報を扱う性質上、安全管理体制が極めて重要です。本記事では、安全性や透明性の観点から主要なキャッシュバックサイトを比較します。
update2025.11.17 19:00

Vantage Tradingが入出金額の上限を変更、100万円以上の出金は自動分割

海外FX業者のVantage Tradingが、銀行振込の入出金額の上限を変更しました。今後は銀行振込で一度に出金できる額が100万円に制限されます。本記事では、変更された条件や高額送金時の注意点などを説明します。
update2025.11.11 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル