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Celsius Network、BnkToTheFutureで1,700万ドルの資金調達に成功

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update 2021.08.31 15:32
Celsius Network、BnkToTheFutureで1,700万ドルの資金調達に成功

update 2021.08.31 15:32

認定投資家からの圧倒的な支持を受けてキャンペーン延長を決定

仮想通貨レンディングプラットフォームのCelsius Network【以下、Celsiusと称す】は、クラウドファンディングサービスを展開するBnkToTheFutureとパートナーシップを締結し、1,700万ドルの資金調達に成功したことを発表した。[1]

当初、Celsiusは1,500万ドルの資金調達を計画していたが、6月以降に700人以上の認定投資家から圧倒的な支持を受け、早々にその目標を達成したという。更にCelsiusは200人以上の投資家が投資を望んでいることを理由に、BnkToTheFutureのプラットフォーム上でこのキャンペーンを延長している。これらの投資家は2020年7月26日の締め切りまでに最低1,000ドルの投資を行うことが可能だ。

CelsiusのCEOであるAlex Mashinsky氏は、この資金調達に関して次のようにコメントした。

投資ラウンドにCelsiusコミュニティを参加させる機会を得るため、我が社はBnkToTheFutureと協力し資金調達を選択しました。既に700人以上の認定投資家が信頼を寄せており、Celsiusコミュニティで多くのメンバーがこの資金調達キャンペーンの延長に貢献しています。2018年のICO(イニシャルコインオファリング)で1,500人以上の投資家から資金調達を行なったCelsiusにとって、これは自然な流れだと言えるでしょう。

Alex Mashinsky, CEO of Celsius - Mediumより引用

一方、BnktotheFutureのCEOであるSimon Dixon氏は、Celsiusと協力して革新的な資金調達キャンペーンを実施することができたと言及している。これまでBnktotheFutureはKraken(クラーケン)やビットフィネックス(Bitfinex)、BitStamp(ビットスタンプ)、コインベース(Coinbase)などと提携し、大手仮想通貨関連企業への投資機会を提供してきたが、次はどのような動きに出るのか、今後も同社の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.07.20

出典元:

ニュースコメント

今年3月の危機的状況から立ち直りを見せるDeFi企業

これまでCelsiusはBitcoin.comと提携して仮想通貨取引サービスを開始するなど、積極的に仮想通貨関連事業の拡大に取り組んできた。しかしながら今年3月、ビットコイン価格の暴落を受け、ローン市場でマージンコールが発生したことをきっかけに、仮想通貨レンディングサービスを軸とするCelsiusは危機的状況に陥った経緯があるという。現在、仮想通貨市場は落ち着きを取り戻しており、今年6月にCelsiusがテザー(Tether)の発行元であるテザー社から1,000万ドル規模の資金供給を受けるなど、分散型金融(DeFi)分野の企業は立ち直りを見せている。最近ではビットコインの半減期を背景に、仮想通貨レンディングサービスを提供するBlockFiが月間売上を倍増させており、スタートアップ企業の台頭が目立ってきているが、仮想通貨業界はどのように偏移していくのか、今後もその展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.07.20

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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