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モスクワ証券取引所、年初来で180万人の個人投資家が参入

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update 2021.08.31 15:32
モスクワ証券取引所、年初来で180万人の個人投資家が参入

update 2021.08.31 15:32

7月に1.2兆ルーブルの資金が株式市場に流入

ロシア最大の証券取引所であるモスクワ証券取引所(本社:125009 Moscow, Bolshoy Kislovsky per, 13[1])【以下、MOEXと称す】は、今年に入ってから7か月間で、180万人の個人投資家がブローカレッジ口座を開設したことを発表した。[2]

これにより、MOEXは個人投資家によるブローカレッジ口座開設総数が565万件に達したという。2020年1月から7月の間に、月次平均で257,000件開設されており、2019年の同期間における159,000件を大きく上回っている状況だ。また7月単体で見た場合、同取引所を通じて月1回以上の取引を行った個人投資家は、過去最高の821,500人に達し、2019年月次平均の244,900人と比較すると大幅な伸びを示している。更に、7月には1.2兆ルーブルが株式市場に流入した他、ETFが過去最高の300万回取引され、金額にして226億ルーブルに上ったとのことだ。

MOEXは、2020年に個人投資家の取引が活発化した理由を明らかにしていないが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、多くのトレーダーが証券取引を積極化させた模様である。今後も、新型コロナウイルス関連のヘッドラインに一喜一憂する展開が続き、市場のボラティリティが高まる場面が想定される中、同取引所を通じた個人投資家による一層の取引活性化が期待できそうだ。

release date 2020.08.07

出典元:

ニュースコメント

矢継ぎ早に商品・サービスを投入するMOEX

2015年以降、MOEXはブローカーもしくはアセットマネジメント会社を通じた個人投資口座【以下、IIAと称す】の開設に対応しており、IIAの89%をブローカレッジ口座で構成しているという。2020年7月末までに、MOEXではIIAが250万件以上開設されており、同口座を通じた取引高全体の87%を株式取引が占めているとのことだ。金融機関別の口座開設状況を探ると、Sberbankが120万件で最も多くの口座開設実績を誇り、それに続くのがVTB Bank、Tinkoffになる。良好な業績を発表したMOEXは、更なる顧客基盤の拡大を目指し、積極的に業容拡大を図っている状況だ。例えば、MOEXは取引会員にGV Goldが加入したことで、流動性とプライシング機能の向上を実現させている。また、MOEXはEtalonのGDR取引を開始した他、MOEXはFX取引手数料無料サービスを開始している。更に、8月24日からS&P500に含まれる20銘柄の取引サービスを始める予定であり、積極的にソリューション展開を図っている。同取引所が矢継ぎ早に新たな商品・サービスを拡充することで、今後の顧客獲得動向にも期待が持てそうだ。


Date

作成日

2020.08.07

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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