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アップル、加スタートアップ企業Mobeewaveを買収

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update 2021.08.31 15:32
アップル、加スタートアップ企業Mobeewaveを買収

update 2021.08.31 15:32

買収目的や今後の計画は明示せず

Apple(本社:One Apple Park Way Cupertino, CA 95014[1])【以下、アップルと称す】が、カナダのスタートアップ企業Mobeewave(本社:80 Rue Queen #502, Montreal, QC, Canada H3C 2N5[2])を買収したことが明らかになった。[3]Mobeewaveのテクノロジーを活用することで、iPhoneがモバイル決済端末として利用できるようになるとのことだ。

Mobeewaveのアプリをインストールすることで、ユーザーはクレジットカードやスマホを他のスマホにタップして決済ができるという。アップルは2014年以降にリリースしたiPhoneへNFC(Near Field Communication)チップを内蔵しており、Mobeewaveの決済ソリューションに対応しているとのことだ。

アップルによると、小規模のテクノロジー企業を買収することはあるものの、通常では買収目的や今後の計画を公表していないという。但し今回の買収において、同社はMobeewaveの従業員を引き継ぐ模様である。

これまでアップルがスタートアップ企業を買収した際には、買収企業のテクノロジーをアップル製品に組み込んできた。例えば、カードリーダーにかざすだけで小売店での決済ができるApple Payを2014年にiPhoneに搭載したほか、2019年には独自のクレジットカードも発行している。そして今回、同社はMobeewaveのテクノロジーを取り込むことで、iPhoneユーザー向けに新たな決済サービス機能を提供する見通しだ。

release date 2020.08.05

出典元:

ニュースコメント

戦国時代に突入した個人向け決済市場

Mobeewaveの決済ソリューションは、追加のハードウェアを必要としないため、専用のカードリーダーを用いるスクエア(Square)やiZettleなどと比較して、小売業者にとってはより使い勝手の良いサービスだと推察される。ユーザーにとっても、取引金額が入力されたスマホに、クレジットカードでタップするだけで決済が完了するため、利便性の高いソリューションだと言える。他方で、各金融サービスプロバイダーが、一般消費者を対象にした決済ソリューション及び関連サービスの強化を図っている状況だ。例えば、iZettleを傘下に収めるペイパルはHoneyを買収し、オンラインリワードプログラムなどの提供を推進しているほか、ExpediaはTravalaと提携し、仮想通貨決済機能を導入した。またFacebookがFacebook Payをローンチするなど、IT大手も積極的に個人向け決済ソリューションを開発している。多様な業界プレーヤーが決済市場に参入する中、今後も各金融サービスプロバイダーが、オンライン、実店舗、モバイルといったオムニチャネルにおいて、革新的なソリューションを提供することを期待したい。


Date

作成日

2020.08.05

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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