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Kraken、新しく11種類の通貨ペアを追加

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update 2021.08.31 15:32
Kraken、新しく11種類の通貨ペアを追加

update 2021.08.31 15:32

FX取引サービスと合わせて155種類の通貨ペアに対応

米国の大手仮想通貨取引所であるKraken(クラーケン)は、新しく11種類の通貨ペアを追加したことを明らかにした。[1]

先月末、Krakenはイーサリアム(Ethereum)およびテザー(Tether)などの人気仮想通貨に加え、英ポンドを軸とした通貨ペアの取り扱いを開始したという。これまでKrakenを介してビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)をイーサリアムへ交換するためには、複数のトランザクションを経由する必要があったが、今回ユーザーはこれらの仮想通貨を直接取引できるようになったようだ。

今年3月、Krakenは約6兆ドルの規模を誇るFX市場の需要を取り込むために、米ドルや日本円、英ポンド、ユーロ、スイスフラン、カナダドルなどの法定通貨を対象としたFX取引サービスを開始した。結果的に、Krakenが取り扱う通貨ペアの総数は155種類にまで増加しており、幅広い取引オプションとポートフォリオ多様化の機会を提供することにつながっている。これに伴い、Krakenはシルバーゲート銀行のSEN(Silvergate Exchange Network)に参加し、米ドルによる手数料無料の入出金をサポートしている模様だ。

先日、Krakenは接続障害でサービスを一時停止する事態に見舞われ、取引インフラの脆弱性が露見したものの、1時間足らずでシステムの復旧に成功している。Krakenは仮想通貨市場の需要に応える形で通貨ペアを追加すると同時に、高い流動性の提供を保証しているが、ユーザーはこれをどう評価するのか、今後も同取引所の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.05.06

出典元:

ニュースコメント

FX市場と仮想通貨市場の統合が進む

近年、FX市場と仮想通貨市場の統合が進んでおり、単一のプラットフォームからこれら両方の取引サービスを利用するための環境が整いつつある。例えば、海外FX・CFDブローカーであるAvaTradeはMT5をリリースし、仮想通貨やFXに加え、CFD、オプション、個別株式などの取引サービスに幅広く対応することを実現している。また、ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToroはDeltaを買収したことに加え、仮想通貨を対象としたコピートレード機能を実装するなど、FX市場向けのサービスを再構築することで、この環境の変化に順応しようとしている。一方、仮想通貨市場でもバイナンスを始めとする大手取引所がフィアットゲートウェイを強化し、法定通貨の受け入れを拡大しているが、この流れは投資市場にどのような影響を与えるのか、今後もその動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.05.06

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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