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Finteza、eコマースセクションを立ち上げ

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update 2021.08.31 15:33
Finteza、eコマースセクションを立ち上げ

update 2021.08.31 15:33

商品ブランド別の顧客行動分析レポートを作成

ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】のMetaTraderプラットフォーム開発者により、ウェブ分析とオンライン広告関連サービスを提供するFinteza(本社:13 Anastasi Sioukri, 3105 Limassol, Cyprus[1])は、顧客の多様なセールスシステムの管理に寄与すべく、新たにeコマースセクションを立ち上げた。[2]

Fintezaの新eコマースセクションは、商品ごとの潜在的な顧客ニーズや販売実績額、機会損失、顧客ロイヤリティなどを把握できるとのことだ。商品やショッピングカートごとに、8種類のイベントや30種類のパラメータに基づく分析レポートの作成機能を提供するという。同レポートは閲覧者の購入商品や閲覧商品を確認できるほか、サイトからの離脱時点や購入前にカートから削除した商品の把握も可能になる模様だ。

eコマースセクションにおいては、商品グループや個別ブランド、商品カテゴリーごとに応じたレポートを作成し、商品別の平均コストや購入額、プロモーションやディスカウントの効果などをモニタリングできるという。また、ブランド別に税金や決済手法、通貨などを把握することも可能とのことである。

eコマースセクションの立ち上げに際し、Fintezaの開発者であるVladimir Bykov氏は以下のようにコメントしている。

我が社のeコマース関連レポートを活用することで、ユーザーが提供する各商品やブランドに関して、閲覧者がどのようにサイトへアクセスし、行動したかを把握できるようになります。これによりサービスの質を向上させ、コンバージョン率を高められるでしょう。

Vladimir Bykov, developer of Finteza - MetaQuotesより引用

Fintezaが顧客行動の適切な把握に寄与するツールを開発したことで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.05.06

出典元:

ニュースコメント

新型コロナ禍で変化を見せる消費行動

新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るい、実体経済や金融市場に大きな影響を及ぼす中、金融システムの安定化に向け、各国当局が様々な規制策及び企業支援策を打ち出している。例えば、ESMAが空売り規制延長に同意したほか、MASが為替介入データ公表を前倒しした。他方で、新型コロナウイルスの感染拡大による各種活動の自粛を受け、巣ごもり消費によるネットショッピングが拡大したり、スマホ決済の利用が増加するなど、人々の消費行動に変化が見られている。このような市場環境下において、各企業にとってオンライン上でより効果的な販売戦略を打ち出すために、Fintezaのeコマースセクションのような消費行動を分析するマーケティングツールへの需要が拡大している模様だ。尚、MetaQuotesはFintezaの広告分析サービスも提供している。また、ATFXが生体認証を活用した口座開設サービスを開始したように、先進テクノロジーを用いて顧客の利便性向上を図る海外FXブローカーが散見されている。ウィズコロナやポストコロナの時代を見据え、革新的なテクノロジーを活用することで、移り変わる消費行動にマッチしたソリューションが開発されることを期待したい。


Date

作成日

2020.05.06

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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