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IG Group、プライムブローカレッジ部門を新設

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update 2022.07.04 14:27
IG Group、プライムブローカレッジ部門を新設

update 2022.07.04 14:27

リクイディティプール機能などを搭載した取引プラットフォームを提供

英国・ロンドンを拠点とするFX・CFDブローカーのIG Group(本社:Cannon Bridge House 25 Dowgate Hill London EC4R 2YA UNITED KINGDOM[1])が、IG Primeと呼ばれる新たなプライムブローカレッジ部門を立ち上げたことが明らかになった。[2]

IG Groupのプライムブローカレッジ部門では、単一プラットフォーム上でリクイディティプール(流動性の集約、多様化)やウェブベースでのトレーディング、リアルタイムのレポーティングサービスを提供すると共に、世界16か国に張り巡らされたグローバル顧客ネットワークを活用したサポートも行っていくとのことだ。同社のCTOを務めるSimon Myers氏は、IG Groupの先進的な取引プラットフォームは迅速性と安定性、及び強靭性を誇り、毎月数百万件の取引を処理すると共に、40か国以上のグローバル金融市場へのアクセスを可能にしているという。

IG Groupは2006年にプライムブローカレッジサービスを開始していたが、足元で同ビジネスの強化を図っている。同社は、海外FXブローカーやフィンテック企業のITI CapitalでCEOを歴任してきたMax Hayden氏を、英国とスイス、中東・北アフリカ(MENA)、アジアパシフィック(APAC)地域を統括する機関投資家セールス部門グローバルヘッドとして迎え入れた。IG Groupとしては、Hayden氏の約30年にわたるプライムブローカレッジ業界での経験を高く評価しており、同氏が機関投資家セールス部門を率いることで、収益の底上げと顧客リーチの拡大を図る方針だ。尚、同社はプライムブローカレッジ市場には約5億ポンドの潜在的なビジネス機会があると見ている。

銀行業界では、最低資本金の引き上げや取引レポーティング関連費用の増加など規制が強化されている状況だ。そのような市場環境の中、多くの金融機関がプライムブローカレッジ業務から撤退する一方で、新たなプレーヤーにとってはバイサイド機関投資家のニーズを的確に満たし、早期に顧客を獲得できる可能性も出てきている。IG Groupでプライムブローカレッジセールス部門グローバルヘッドを務めるMax Hayden氏によると、規制強化によりヘッジファンドは従来以上にコストを意識しているが、依然として資本の充実した安全性の高いカウンターパーティーとの取引を望んでいるという。

IG Groupが各種サービス機能やグローバルネットワークなどの総力を結集し、一定の需要が見込まれるプライムブローカレッジサービスを提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.04.06

出典元:

ニュースコメント

新たなプレーヤーの躍動が期待されるプライムブローカレッジ業界

ドイツ銀行が大規模リストラを敢行し、プライムブローカレッジ部門をBNPパリバへ売却したように、一部のグローバル投資銀行が収益性の低下する同部門から手を引くケースが散見される。一方で、中小規模のヘッジファンドやファミリーオフィスなどバイサイド投資家の中には、有力プライムブローカーが提供するFXプライシングサービスへのアクセスが十分でない投資会社も存在している。そのため、一定規模の顧客需要の獲得を期待できるプライムブローカレッジサービスを強化する金融サービスプロバイダーも散見されている状況だ。例えば、INTLがFillmore Advisorsを買収し、プライムブローカレッジサービスの強化を図っているほか、Invast GlobalがMT5上でリクイディティソリューションをヘッジファンドやアセットマネージャーなどに提供している。プライムブローカレッジ市場ではサービスを提供するプレーヤーが移り変わりつつある。しかしながら、バイサイド投資家の規模の大小などに関係なく、豊富な流動性プールへのアクセスニーズなどが高いことから、新たなに参入した海外FXブローカーが画期的なソリューションを提供し、業界全体が活性化することを期待したい。


Date

作成日

2020.04.06

Update

最終更新

2022.07.04

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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