Select Language

ビットコイン価格、1万ドルの大台を超えて10月以来の高値更新

ビットコイン価格、1万ドルの大台を超えて10月以来の高値更新

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
ビットコイン価格、1万ドルの大台を超えて10月以来の高値更新

update 2021.08.31 15:33

年初から上昇トレンドが続くも占有率は最低水準に落ち込む

今月8日、ビットコイン(BTC/USD)価格は、大台の1万ドルを超えて最高1万176ドルを記録し、2019年10月26日以来の高値を更新した。[1]

現在、ビットコイン価格は、1万130ドル付近まで後退しているが、24時間ベースで3%増となる水準を維持している。Adaptive Capitalの共同経営社であるWilly Woo氏によると、ビットコイン価格が1万ドルを超えた事実は、ファンダメンタルズの改善が継続していることを意味するという。また、今回の高騰でビットコイン価格は、昨年12月中旬に観測された6,425ドルの安値から3,500ドル以上の上昇を達成すると同時に、年初からは41%増となる上げ幅を記録した。

しかしながら、仮想通貨市場全体を見ると、ビットコインの占有率はここ7カ月で最低となる64%まで低下しており、アルトコインが優勢になりつつある様子がうかがえる。例えば、イーサリアム(Ethereum)は、現在、過去最高の230ドル付近で取引されており、年初から78%の価格上昇を示している。これに加え、ライトコイン(Litecoin)やバイナンスコイン(Binance Coin)などの人気仮想通貨は70%から90%、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)は120%、ビットコインSV(Bitcoin SV)は250%増となる値動きを見せているという。

最近では、プロモーション活動として、ビットコインのライトニング・トーチが38カ国以上に波及するなど、同ブロックチェーンにおける新しいテクノロジーの利用が活発になっているようだ。今年5月にビットコインは半減期を控えているため、更なる価格上昇への期待が高まっているが、どのような値動きを見せるのか、今後もその動向を見守っていきたい。

release date 2020.02.11

出典元:

ニュースコメント

主要アルトコインの占有率が高まる可能性

ビットコインが登場して以来、様々なブロックチェーンプロジェクトが仮想通貨を発行しており、仮想通貨市場全体の発展に貢献すると共に、市場シェア獲得に向けて激しい争いを繰り広げている。特にビットコイン価格が大底から1万ドルに接近した2018年5月頃には、アルトコインが仮想通貨市場を牽引し、同仮想通貨の占有率を36%にまで押し下げてるほど活発な動きを見せていた。その後ビットコインの占有率は、価格上昇に伴って回復しつつあるものの、時価総額第2位のイーサリアムが今年中のETH2.0立ち上げを公言するなど、再び主要なアルトコインを中心に、その勢いが盛り返す可能性も十分にあると言えるだろう。それに加え、先日、大手仮想通貨デリバティブ取引所のBakktが仮想通貨関連商品の拡大を示唆しているが、年初から好調な仮想通貨市場はどのような反応を示すのか、今後もその展開に注目していきたい。


Date

作成日

2020.02.11

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

ThreeTrader・Vantageが消えた?偽アカウントによる詐欺に注意

ThreeTraderやVantageのX(旧Twitter)公式アカウントに表示制限がかけられていることが確認されました。本記事では海外FX業者のアカウントが制限された背景や、こうした状況で注意すべき偽アカウント詐欺について説明します。
update2025.07.04 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

海外FXがオンラインカジノ規制の影響を受ける理由とは?出金できなくなるリスクも

2025年以降、オンラインカジノ規制の影響と見られる海外FX業者の国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

またコピトレ詐欺か?WeekendFXにAmazingTick型の詐欺疑惑

WeekendFXのコピートレードに参加したユーザーが、「出金できなくなった」と次々に声を上げ始めています。AmazingTickの詐欺事例との類似点も多く、同じ手口のコピトレ詐欺なのではないかという疑惑が持ち上がっています。
update2025.06.23 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル