Select Language

ライトニングネットワークのプローモション活動が38カ国以上に波及

ライトニングネットワークのプローモション活動が38カ国以上に波及

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
ライトニングネットワークのプローモション活動が38カ国以上に波及

update 2021.08.31 15:29

聖火リレー形式でビットコインを送金するライトニング・トーチが再開

ビットコイン(Bitcoin)のライトニングネットワーク(Lightning Network)を普及させるためのプロモーション活動として始まったライトニング・トーチ(Lightning Torch)は、現時点で少なくとも38カ国に波及したと報告されている。[1]

宇宙服を着た猫のアバターで知られるTwitter(ツイッター)ユーザーのHodlonaut氏は、2019年1月に開始した1回目のライトニング・トーチを完了したものの、最近、同氏はこの活動を再開させたようだ。ライトニング・トーチの目的は、ライトニングネットワークが誇るトランザクション速度とボーダーレスな性質をアピールすることであり、TwitterのCEOであるJack Dorsey氏なども参加する注目度の高い活動となっている。聖火リレー形式で任意のユーザー(この活動ではtorchbearerと呼ばれる)に、少額のビットコインを送金することがルールだが、その際に受け取った額よりも多くの資金を次の者に渡さなければならない。

Hodlonaut氏によると、今回は開始から3日間で91人にバトンが渡っているが、前回のライトニング・トーチは草の根運動的に始まり、37カ国で139人がリレーするのに2週間以上の時間を要したという。しかしながら、前回は米国から経済制裁を受けるイランや、電力供給が不安定なベネズエラのユーザーがビットコインを受け取って送金するなど、ライトニングネットワークの特性を象徴する様な出来事が発生し、プロモーション的には成功したと言えるだろう。現に今回は、Twitter上で多くのユーザーが次の送金を受け取ることを希望している。

最終的に前回のライトニング・トーチは、送金額がライトニングネットワークの上限である429万Satoshi(ビットコインの1億分の1の単位)に達したところで幕引きとなった。ビットコイン開発者が技術面での安全性を確認すれば、この上限を引き上げることもできるが、今回のライトニング・トーチはいつ頃まで継続するのか、今後もこの活動の展開を見守っていきたい。

release date 2020.01.24

出典元:

ニュースコメント

積極的にSNSを活用する仮想通貨関連企業

仮想通貨コミュニティはSNSとの親和性が高く、以前からTwitterやFacebookを利用したプロモーション活動が盛んに行われており、それが仮想通貨の普及を加速するための効果的な手法として確立されている。特に仮想通貨の開発を手がけるリップル社はブランド認知度向上キャンペーンをTwitter上で展開したのに加え、人気歌手のジャスティン・ビーバーにリップル関連の投稿を共有されるなど、上手くSNSを介して大衆への露出を高めているようだ。また、投資商品を開発するグレースケールはビットコイン関連商品への投資を促すため、#DropGoldと銘打ったプロモーションを行なっており、飛躍的に収益性を増加させることに成功したという。今回、ライトニング・トーチが再開したことで、ライトニングネットワークの利用が拡大すると考えられるが、今後もビットコインを取り巻く仮想通貨コミュニティの動きに注目していきたい。


Date

作成日

2020.01.24

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル