Select Language

リップル社、ブランド認知度向上キャンペーンを展開

リップル社、ブランド認知度向上キャンペーンを展開

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
リップル社、ブランド認知度向上キャンペーンを展開

update 2021.08.31 15:29

SNS上で広告動画を公開して拡散を図る

仮想通貨関連の開発を手がけるRipple, Inc.【以下、リップル社と称す】は、同社のブランド認知度向上を目的に、Twitter(ツイッター)上で新しくキャンペーンを展開することを発表した。[1]

今月22日、リップル社は同社のTwitterアカウントで短編の広告動画を公開し、計2カ国でブランド認知度向上に向けたキャンペーンを開始したことを報告している。その内容から今回のキャンペーンが日本とタイをターゲットとしたものだと推測できるが、リップル社はこの広告動画を#RunsOnRippleのハッシュタグで同国市場に拡散しようと試みているようだ。また、この広告動画にはパートナー企業であるtransferGoやSantanderのロゴが記されており、その中には今年6月にリップル社が投資を発表したマネーグラムも含まれているという。

公式ウェブサイト上では、ハッシュタグにも引用された「Life runs on Ripple」のキャッチコピーが大々的に掲げられているが、キャンペーンに関しての詳細はほとんど公開されていない。この広告動画はリップル社のYouTube(ユーチューブ)チャンネルにもアップロードされており、その概要欄には世界中の銀行や決済事業者が同社のテクノロジーを活用して迅速で信頼性の高いサービスを実現しているとの説明書きがある。これに加えてRipple社は、この広告動画がブロックチェーンを基礎とした同社のソリューションがどのように役立てられているかの例を示すと言及している。

リップル社はこのキャンペーンに関して多くを語っていないが、仮想通貨コミュニティでは大きな反響を呼んでいるようだ。リップル社が発行する独自仮想通貨であるXRPは、その価格が前日比で1.23%上昇して0.295902ドルに達し、時価総額は130億ドルをうかがう所まできている。このXRPの好調は一時的なものである可能性も否定できないが、今後もリップル社の取り組みには注目していきたい。

release date 2019.10.23

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨業界に浸透するSNSマーケティング

今回、リップル社はブランド認知度の向上を実現するために、Twitterを活用して仮想通貨ユーザーに同社のソリューションを訴求しているが、このようなキャンペーンは仮想通貨業界で有効なマーケティング手法として広く浸透しつつある。例えば、仮想通貨を対象とした投資商品を開発するグレースケールはビットコイン商品への投資を促すことを念頭に、#DropGoldと銘打ったキャンペーンをTwitter上で行なっている。このキャンペーンがグレースケールの業績にどの程度貢献したかは明らかではないが、同社の運用資産残高(Asset Under Management)および収益は順調に拡大しているという。また、グレースケールは米国における約3割の個人投資家がビットコインに興味を示しているとの調査報告を今年8月に公開し、同社の試みが正しいアプローチであったことを証明した。仮想通貨関連企業のSNS上での存在感が増しているが、仮想通貨コミュニティはリップル社のキャンペーンを含め、この流れにどのような反応を示すのか、今後も仮想通貨市場の動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2019.10.23

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル