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Google、プレイストア上にMetaMaskを復元

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update 2021.08.31 15:29
Google、プレイストア上にMetaMaskを復元

update 2021.08.31 15:29

金融サービスポリシー違反の同アプリの利用禁止を取り下げ

Google LLC(本社:1600 Amphitheatre Parkway Mountain View, CA 94043 USA[1])【以下、Googleと称す】が、慎重に検討したうえで、イーサリアム(Ethereum)ウォレット及びDApp(分散型アプリケーション)に対応したAndroidアプリのMetaMaskをプレイストア(Play Store)上に復元したことが明らかになった。

2019年12月27日、Googleは詳細な理由を明らかにせず、金融サービスポリシーに違反したとしてMetaMaskをプレイストアから削除していた。Googleはユーザーに対し、仮想通貨マイニングサービスを提供する如何なるアプリも認めていないが、MetaMaskは同サービスを提供していないことから、多くの専門家の間では、Googleが仮想通貨業界を厳しく取り締まる動きに出たと見られていた。専門家の見解は、GoogleがMetaMaskの抗議を退けたことを受け、更に信ぴょう性が高まる結果となっていた。

複数の仮想通貨専門のコンテンツ開発業者は、MetaMaskと同様の問題を抱えている状況だ。足元では、Google傘下のYouTubeが大手コンテンツ開発業者を含む複数の仮想通貨専門動画を削除していたが、この取扱いは誤りであったとして動画の復元を行っている。これらの状況から鑑みて、GoogleやAppleなど既存のプラットフォーマーに依存するコンテンツ開発業者は、不透明なポリシー動向に振り回される展開が続くと予想される。

release date 2020.01.06

出典元:

ニュースコメント

熾烈を極める仮想通貨アプリ開発競争

MetaMask以外にも、コインベースがDApp検索機能の削除を検討していることが明らかとなっている。これは、AppleがApple StoreからDAppを排除する動きだと見られている。また、2019年5月に、AppleはApple Watch向けの仮想通貨ウォレットをリリースしたことにより、DApp開発業者などとの競合が激化しつつある状況だ。AppleやGoogleなどのプラットフォーマーの動きを察して、既存の仮想通貨アプリ開発業者は、これまでのパートナー企業としてのプラットフォーマーとの関係性を見直す動きに発展する可能性が浮上している。実際に、バイナンスがDappReviewを買収するなど、プラットフォーマーに依存しない独自のDAppエコシステムの構築、及びブロックチェーン技術を活用したアプリ開発を目指す動きも出始めてきている。多くのプレーヤーがひしめく仮想通貨アプリ業界において、既存のプラットフォーマー、もしくは独自のエコシステムのいずれにしても、顧客の利便性向上に繋がる画期的なアプリが開発されることを期待したい。


Date

作成日

2020.01.06

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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