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HTC、ブロックチェーンスマホに注力するためにリストラを敢行

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update 2021.08.31 15:29
HTC、ブロックチェーンスマホに注力するためにリストラを敢行

update 2021.08.31 15:29

EXODUSがBinance Chainなどのブロックチェーンに対応する可能性

台湾のスマートフォンメーカーであるHTC Corporation(本社:No. 23 Xinghua Road, Taoyuan City, Taoyuan County 330, Taiwan[1])【以下、HTCと称す】は、ブロックチェーンスマホのEXODUSを含むハイエンド製品の開発に注力するために、リストラを敢行することを発表した。[2]

ニュースメディアの報道によると、現在、HTCは約3,000名の従業員を抱えているが、同社がどの程度の規模で人員削減を行うかは明らかになっていないという。HTCは過去5年間で3回のリストラを敢行しており、2015年に2,250名、2018年7月に1,500名の従業員を解雇することで、組織の優位性を保っているようだ。今回、HTCはVR(バーチャルリアリティ)システムのVIVEおよびブロックチェーンスマホであるEXODUSの開発にリソースを集中させることを明確にしている。

2018年5月に発表されたEXODUSは、従来のスマホでアプリケーションを利用する方法で分散型ネットワークに接続し、分散型アプリケーション(DApps)をダウンロードすることを可能にした。EXODUSはセキュリティ性能に優れたハードウェアウォレットとして仮想通貨を保管することができることに加え、イーサリアム(Ethereum)ベースのERC-20トークンの取引機能が実装されている。また、今年10月に発売された新しいモデルのEXODUSは、ビットコイン(Bitcoin)のノードとして利用できるだけでなく、将来的にバイナンスのブロックチェーンであるBinance Chainへの接続をサポートする可能性があるという。

HTCのEXODUS以外にも多数の企業がブロックチェーンスマホを販売しており、2018年終わりにはSirin LabsがFinneyという名称の製品をリリースしている。これに加え、サムスンは仮想通貨ウォレット搭載のGalaxy S10を発表し、EXODUSと同様にERC-20トークンやDApps、ビットコインをサポートする製品をラインナップに追加した。その他にも今年9月にWhole NetworkがHuobi Primeでブロックチェーンスマホの販売を開始しているが、今後もこれらの企業の動向に注目していきたい。

release date 2019.12.19

出典元:

ニュースコメント

競争が激化する市場でブロックチェーンスマホに脚光

Apple(アップル)やサムスン(Samsung)、Google(グーグル)などに加え、HUAWEI(ファーウェイ)やOppo(オッポ)、Xiaomi(シャオミ)などの中華系企業が新しく参入してきたことで、スマートフォン市場では競争が激化しているようだ。HTCもその煽りを受けて業績を大幅に落とし、2019年7月の売上高はわずか150万ドルに留まっており、今回、同社がリストラの敢行に踏み切った主な要因になったと考えられる。HTCは次の主戦場をブロックチェーン分野に定め、新しく3万円を切るローエンドモデルのEXODUSを投入したが、新興のテクノロジーベンチャーを含めて複数の企業がこれを追従する動きを見せているようだ。今年初旬には英国企業のTrustologyがiPhone向けの仮想通貨ストレージをリリースするなど、関連サービスも徐々に充実してきているだけに、今後もこの分野における各企業の取り組みを見守っていきたい。


Date

作成日

2019.12.19

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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