Select Language

Vantage FX、ウェブサイト及び各種サービスを刷新

Vantage FX、ウェブサイト及び各種サービスを刷新

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.20 16:43
Vantage FX、ウェブサイト及び各種サービスを刷新

update 2022.05.20 16:43

金融商品の拡充や取引コストの削減、多言語対応などを実現

創業10周年を迎えた海外FX・CFDブローカーのVantage FX(本社:Level 4, 42 N Church St, George Town, Cayman Islands[1])が、自社のウェブサイト及び各種サービスを刷新したことが明らかになった。

新機能はVantage FXの社内開発チームによって開発され、顧客のフィードバックにダイレクトに対応することができるようになったという。同社は多言語対応の新ウェブサイトのリリースに加え、顧客とIB(イントロデューシングブローカー)向けポータルサイトの刷新やオンボーディングプロセスの簡素化、口座情報やレポートへのアクセスの改善を実現させたとのことだ。これらの機能改善によって、全てのサービスがシンプルで使い勝手が良くなり、ユーザーエクスペリエンスの改善が期待できるという。

ウェブサイト及びサービスの刷新に際し、Vantage FXのセールス・マーケティング部門のディレクターであるDavid Bily氏は以下のようにコメントしている。

Trade your way(あなたの好みに合わせたトレードを実践)という新たなタグラインを用いて企業のブランドを刷新することは、我が社が発展を遂げるうえで大きな前進を意味します。我々の存在意義を再認識し、お客様を第一に据えた金融サービスプロバイダーに変貌すべく、変革を実践していきます。取引スタイルや選好する金融商品、ファイナンシャルゴールが異なる全てのお客様のニーズに対応すべく、金融商品の拡充や取引コストの削減、多言語対応したオンボーディング(新規顧客をサービスに適用させるプロセス)サービスを提供するスタッフの充実化、他の海外FXブローカーから我が社へ乗り換えるお客様などをサポートするインフラ整備を行っております。2019年の経営環境を考慮すると、我が社の既存顧客及び新規顧客は、2020年により多くのメリットを享受すると確信しております。

David Bily, Director of Sales and Marketing of Vantage FX - The Industry Spreadより引用

なお、Vantage FXが許認可を受けるオーストラリア証券投資委員会(Australian Securities and Investments Commission)【以下、ASICと称す】が2年前に実施した調査では、同国でFXスポット及びCFDを取引するトレーダーは、それぞれ63%、72%の損失を抱えており、これらの数字は欧州の投資家の平均点な損失割合である80%超を僅かに下回る結果となっていた。ASICは、この結果が明らかとなっても、依然として欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】が2年前に導入した規制策ほど厳格なルールを採用してはいない。

しかしながら、オーストラリア当局はこれまでに鋭い洞察力を発揮してきていることに加え、FX・CFDのビジネスモデルを的確に把握していることから、いずれ個人投資家保護を徹底する対応策を講じると見込まれている。実際に2019年8月には、ASICがバイナリーオプション・CFD規制策案を公表し、レバレッジ制限や過度なインセンティブの提供を禁止したほか、強制ロスカットの適用などを求めている。また、オーストラリアを拠点とする海外FXブローカーに対し、各社にとって大きな収益基盤となっている、中国人を始めとする外国人投資家向けのオフショア市場を活用した取引サービスを停止するよう要請している。これを受け、Vantage FXが豪国外の顧客へのサービスを停止したほか、ACY Securitiesが中国人顧客口座を閉鎖した。一方で、一般的な最大レバレッジが200倍であるのに対し、ASICがESMAと同様に20倍までにレバレッジを制限した新規制策を導入した場合に備え、オフショア子会社を通じて継続的にハイレバレッジサービスを提供する意向を持つブローカーも出てきている模様である。

今後、オーストラリアを取り巻く規制環境が厳格化されることが予想されるものの、Vantage FXがウェブサイトと各種サービスを刷新し、より快適な取引環境を提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.12.05

出典元:

ニュースコメント

ASICの規制動向を見据えたVantage FXの次の一手に注目

ケイマン諸島金融庁(CIMA)規制下のVantage International Group傘下であるVantage FXは、ASICの許認可において、FXを始め、インデックスやコモディティ、米国や香港株式などのCFDといった180種類を超える金融商品を、最大レバレッジ500倍でサービス提供している。取引口座に関しては、投資家から人気の高いRaw ECN口座にて、ユーロ/米ドルなどスプレッドが0.0pipsからのタイトな水準を実現させており、MetaTrader4(MT4)とMetaTrader5(MT5)及び独自の取引プラットフォームを導入済みだ。また、最低預入金額は200ドルとし、ライブ口座を開設する際の預入金額に応じて50%のボーナスキャッシュを受け取れるなど、充実したインセンティブプログラムを提供すると共に、顧客資産はナショナルオーストラリア銀行(National Australia Bank)にて分別管理を徹底している。これまでと比較して厳格なレバレッジ制限を課すことが予想されるASICの規制動向に左右される環境下において、Vantage FXが顧客の維持・拡大に向け、如何なるソリューションを提供するか注目したい。


Date

作成日

2019.12.05

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル