Select Language

AIデジタルアシスタントDevexa、cTraderと機能統合

AIデジタルアシスタントDevexa、cTraderと機能統合

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
AIデジタルアシスタントDevexa、cTraderと機能統合

update 2021.08.31 15:29

メッセンジャー機能やスマートスピーカーを活用して情報提供

金融ソフトウェアプロバイダーのDevexpertsは、AIデジタルアシスタントのDevexaを、Spotware Systems(本社:19 Stratigou Timagia, 3rd Floor Limassol 3107, Cyprus[1])が開発するcTraderプラットフォームと機能統合したことを発表した。

Devexaは、海外FXブローカーを対象とした多言語対応のデジタルトレーディングアシスタント及びチャットボット機能である。同ツールは、スマホのメッセンジャー機能やスマートスピーカーといった新たな手法を用い、インタラクティブチャートやニュース、株式ファンダメンタルズなど刻々と移り変わるトレーディング情報を提供する。

今回、DevexaとcTraderを機能統合したことにより、海外FXブローカー各社は、Devexaのホワイトラベルサービスを活用する一方で、トレーダーはメッセンジャー機能を利用して各自の取引口座から同サービスにアクセスすることができるという。これにより、海外FXブローカーは取引プラットフォームと顧客のメッセンジャー機能の融合が可能になるほか、リード(見込み客)やIB(イントロデューシングブローカー)の獲得及び紹介プログラムの推進、オンボーディング(新規顧客をサービスに適用させるプロセス)やKYC(本人確認)のための代替手法の提供、カスタマーサポートの自動化サービスなどを提供できるようになるとのことだ。

DevexaとcTraderの機能統合に際し、Devexpertsのソフトウェアエンジニアリング部門シニアバイスプレジデントのEvgeny Sorokin氏と店頭(OTC)取引プラットフォーム部門バイスプレジデントであるConor O'Driscoll氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々はDevexaに新たな情報サービス及びプラットフォーム機能を追加搭載することを継続させております。Spotware Connect APIを利用することで、取引口座に容易にアクセス可能になると共に、Devexaはメッセンジャー機能を活用し簡単にトレーディングできるようになります。

Evgeny Sorokin, SVP of Software Engineering, Devexperts - FinanceMagnatesより引用

DevexaにMetaTrader4【以下、MT4と称す】及びMetaTrader5【以下、MT5と称す】を追加した後、cTraderを搭載したことで、順調に機能拡大を図っております。我々は、取引プラットフォームに関係なく、全ての海外FXブローカーやトレーダーをサポートする商品としてDevexaの利用を拡大させたいと考えております。

Conor O'Driscoll, VP of OTC Platforms, Devexperts - FinanceMagnatesより引用

なお、Devexaは既にdxTradeやMT4、MT5と機能統合しており、Facebook (フェイスブック)のMessenger(メッセンジャー)やTelegram(テレグラム)、Viber(バイバー)、Google Assistant(グーグルアシスタント)、Yandex(ヤンデックス)のAlice(アリス)などを通じて利用することが可能だ。また、同ツールは海外FXブローカー各社のバックオフィスやCRM(顧客関係管理)、サポートシステム、サードパーティの情報プロバイダーを含むブローカーのエコシステムと結合するために複数のAPIを保有しているという。そして今回、Devexaはトレーダーの間で人気の高い取引プラットフォームであるcTraderと機能統合を果たしたことで、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.12.04

出典元:

ニュースコメント

AIを活用したソリューションの提供を強化する金融サービスプロバイダー

海外FXブローカーを始めとする金融サービスプロバイダー各社の間で、効率的な顧客の維持・獲得やコンプライアンス体制の構築に寄与するAIの活用が活発化している。足元では、コインベースがコンプライアンス関連の特許を出願し、各アカウントのリスク要因をスコアリングするAIや機械学習を搭載した効率的なソリューションの構築を模索している。また、GO Marketsはa-quantのサービス提供を開始し、AIを基にした高機能取引シグナルの利用を実現させた。更には、Followmeが次世代ソーシャルネットワークをリリースし、AIを活用してユーザーの関心に合わせたトレード情報を提供するなど、トレーダーがすぐにでも取引に活かせる有益な情報の提供から、海外FXブローカー各社のバックオフィス機能の充実化に至るまで、様々な領域でAIを活用した付加価値ソリューションの開発が行われている状況だ。今後も、海外FXブローカー各社が、進化するテクノロジーをフル活用し、安全・安心な取引環境の構築や顧客取引の活性化に繋がる画期的なサービスを提供することを期待したい。


Date

作成日

2019.12.04

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00

仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説

仮想通貨USUALは、ステーブルコインプロトコル「Usual」のガバナンストークンです。Usualは、BlackRockなどからRWA(現実資産)を集約してステーブルコインを発行し、その収益をコミュニティに再分配するプロトコルとして注目を集めています。
update2024.11.20 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル