Select Language

香港SFC、仮想通貨取引所向けのライセンス制度を導入

香港SFC、仮想通貨取引所向けのライセンス制度を導入

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
香港SFC、仮想通貨取引所向けのライセンス制度を導入

update 2021.08.31 15:29

セキュリティトークンの取扱いを規制する方針

香港証券先物委員会(Hong Kong Securities and Futures Commission)【以下、香港SFCと称す】は今月6日、セキュリティトークンを取り扱う仮想通貨取引所を規制するためのライセンス制度を導入することを発表した。[1]

発表によると、香港SFCは対象となる取引所に従来の証券ブローカーと同等の規制を適応する方針を示しており、その運営企業には当局が発行するライセンスの取得を義務付けるという。今回、P2P(ピア・トゥー・ピア)取引や分散型取引所(DEX)は対象外となったが、規制下にある取引所は香港SFCが定義する特定投資家(Professional Investor)に対してのみサービスを提供することが許可されている。また、ライセンスを取得した取引所は取引事業に関する月次および年次報告書の提出が求められると同時に、独立監査法人の監査を受けることが必須になるようだ。

その他にも香港SFCは投資家保護の観点から細かい規定を設けており、ネットワークに接続されたホットウォレットに総資産の2%を超える資金を保有することを禁じるのに加え、ハッキング被害に備えて保険に加入することを義務化している。香港SFCはマネーロンダリング防止(AML)や顧客確認(KYC)のプロセスが正しく実行されるかを懸念事項として挙げており、各取引所がクライアントの身元確認情報や財務状況、投資経験、投資目的などを把握するための措置を講じるべきだと主張した。このライセンス制度の導入は仮想通貨取引の安全性を実証する目的があるが、取引所が香港SFCの規制に準拠すれば、国内市場で厳格な運用基準が確立される可能性があると言えるだろう。

これとは別に香港SFCは、香港市民を対象とした仮想通貨先物を提供する取引所に警告を促し、そのような契約商品の取引が未だ許可されていない、または、許可する見込みが薄いことを強調した。BitMEXやOKExなどの大手取引所は既に香港での仮想通貨デリバティブ関連サービスを停止しており、当局の意向に従う姿勢を見せている。今年10月には香港SFCが仮想通貨ファンド向けの規制を発表するなど、仮想通貨市場の規制環境が整備されつつあるだけに、今後も当局の取り組みには注目していきたい。

release date 2019.11.07

出典元:

ニュースコメント

香港のデモが通貨価格に影響をおよぼす

現在、香港では逃亡犯条例の撤廃を求めてデモ隊と警察組織の衝突が続いており、デモの激化で香港ドルが不安定な相場展開を見せるなど、経済や金融システムの根幹が揺らぐ危機的な状況に陥っているという。その反面、仮想通貨市場では香港の社会不安を背景に、主要な仮想通貨に資産の逃避先としての買い需要が集中し、一時的にビットコイン価格が9,300ドルを突破する短期的な上昇トレンドが発生している。特に香港内の仮想通貨取引所ではテザー(Tether)をはじめとするステーブルコインの需要が急激に高まっており、仮想通貨を介して国内資産を海外に移転させようとする動きが加速している様子がうかがえる。香港のデモは中国からの独立や完全なる民主化を求める運動へと発展し、その激しさを増しており、なかなか終わりが見えてこないが、これが仮想通貨市場にどのような影響をおよぼすのか、今後もその展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2019.11.07

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15

FXONのスプレッドは狭い?他社との比較で分かった意外な結果

Myforex編集部でFXONのスプレッドについて調査した結果、特にビットコインのスプレッドが他社と比べても安定して低い水準であることが分かりました。またEUR/USDやGBP/USDなどのドルストレート銘柄のスプレッドも優秀な水準でした。
update2025.03.28 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル