Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

AMarkets、2019年のブレグジット動向を考察

AMarkets、2019年のブレグジット動向を考察

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.11.15 13:19
AMarkets、2019年のブレグジット動向を考察

update 2022.11.15 13:19

ポンドは短期的に不安定な値動きを予想

海外FX・CFDブローカーのAMarkets(本社:Suite 305, Griffith Corporate Centre, Kingstown, Saint Vincent and the Grenadines[1])に所属する有力アナリストDmitriy Aleksentsev氏は、近代史における最大級の分裂といえる英国によるEU離脱に関して、2019年末までのブレグジット動向の見通しや英ポンドの相場状況を解説している。

まず、Aleksentsev氏は足元のブレグジット動向を整理している。10月17日の欧州委員会(European Commission)において、同委員会のユンケル委員長と英国のジョンソン首相は、ブレグジット交渉が合意に達したことを発表した。しかしながら、このことは英国が2019年末までにEUから離脱することを決定したわけでなく、更に北アイルランドの保守派地域政党である民主統一党(Democratic Unionist Party)【以下、DUPと称す】が同首相の提案した新たなブレグジット案を支持しないことを表明した。そのため、新ブレグジット案の合意を受け、ポンド/米ドルは一時1ポンド=1.3ドル近辺まで急騰したものの、同案の議会採決が難航するとの懸念も浮上したことから、その後は上げ幅を縮小する展開となった。そして、10月19日の英国議会において、新ブレグジット案の採決を延期することが採択されており、ブレグジット情勢及びポンド相場は混とんとするなか、投資家は英国のEU離脱に関連したニュースヘッドラインを注視する展開が続いている状況だ。

また、ブレグジットが経済社会に与える影響を考慮し設けられた英国のEU離脱に関する移行期間(2019年3月29日から2020年12月31日まで)も、確実にポンドの値動きを左右する要因となっている、とAleksentsev氏は指摘する。加えて、英国のガーディアン紙によると、10月末までに新ブレグジット案の採決が正式に行われる可能性が残されているなか、ポンドは対米ドルで最大規模の大幅下落になっているという。オーストラリアを拠点とする海外FXブローカーAxiCorpのアジアパシフィック(APAC)市場担当ストラテジストStephen Innes氏も、DUPが新ブレグジット案に反対票を投じる場合、ポンドは米ドルやユーロに対して急落する可能性があると見込んでいる。また、UBSのエコノミストDean Turner氏は、遅かれ早かれ英総選挙とブレグジットの延期が行われ、ポンド/米ドルは1ポンド=1.25ドルから1.29ドルで推移すると予想するなど、AMarketsのアナリストのみならず多くの市場関係者がポンド相場の波乱を見込んでいる模様だ。

なおAleksentsev氏は、ポンド/米ドル相場に影響を与えるカタリストとして、ブレグジット動向に関する最新のニュースに加えて、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げやイングランド銀行による利下げの可能性もあり、十分に同通貨ペアのボラティリティの上昇が見込まれるとのことだ。また、英議会の採決の結果に関わらず、移行期間の終了する14か月の間にポンドは不安定な値動きになると予想されるものの、長期的なポンドの価値はブレグジット後のファンダメンタルズによって決められ、現状においてはイングランド銀行が強固な金融政策を講じていることから、より楽観的な相場展開になると見込んでいると続けた。

release date 2019.10.25

出典元:

ニュースコメント

世界中の投資家が注目するブレグジット動向

EUは10月25日、現状10月31日となっている英国の離脱期限の延期に同意する旨の表明を行った。他方で、ジョンソン首相は12月12日に総選挙を実施する意向を示しているが、英国においては下院で3分の2以上の賛成票を得る必要があることに加え、最大野党の労働党が態度を明らかとしていないことから、ブレグジット情勢は依然として明確な道筋が示されていない状況だ。為替市場に目を移すと、2018年9月にECのバルニエ主席交渉官による発言をきっかけとして、ブレグジットへの懸念が和らぎポンドが急伸したほか、足元でも新ブレグジット案の合意をもとに、ポンド通貨ペアはボラティリティが大きく上昇するなど、FXブローカーにとってブレグジット交渉は取引機会を創出している模様だ。一方で、2019年度第3四半期業績を発表したGAINのように、効果的に相場の波に乗れず苦戦している海外FXブローカーも散見される。2016年6月に実施された国民投票によって開始されたブレグジット交渉は、依然として全ての関係者の同意を得られていない。今後のブレグジット情勢に関しては、UBSのエコノミストが指摘するように、3年以上の年月をかけたブレグジット交渉を振り出しに戻し再び総選挙が実施されるのか、もしくは合意なき離脱へ突入するのか、様々なケースが想定されるであろう。引き続きグローバル投資家からのブレグジット動向への注目が高まっていることから、海外FXブローカー各社が、ボラティリティの高まるポンド通貨ペアを中心に取引の活性化へと結びつけることを期待したい。


Date

作成日

2019.10.25

Update

最終更新

2022.11.15

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

日本撤退の布石?Exnessがコピートレードの段階的廃止を発表

Exnessが、コピートレードサービスを2026年3月から段階的に廃止することを発表しました。SNS上では「日本市場からの撤退に向けた動きではないか」との憶測も一部で広がっているようです。同社の日本撤退が噂されるようになったのは、今回が初めてではありません。本記事では、Exnessの日本撤退の噂が取り沙汰されるようになった背景を説明します。
update2026.03.02 19:00

【3/1まで】仮想通貨デビューにぴったり!Vantage Tradingが仮想通貨限定100%入金ボーナスキャンペーンを開催

Vantage Tradingが、仮想通貨入金限定の100%入金ボーナスキャンペーンを開催中です。キャンペーン期間中に対象口座へ仮想通貨で入金すると、入金額と同額のボーナス(最大500ドル)が付与されます。さらに、通常の20%入金ボーナスとの併用も可能なため、1度の入金で最大120%のボーナスを受け取れます。
update2026.02.26 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

Bitgetからbitbankに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、Bitgetからbitbankに仮想通貨を送金してみました。送金してみた率直な感想は、アドレスの入力ミスなどに気をつければ送金作業自体は特に難しくないというものでした。この記事では送金手順や送金手数料、おすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.02.20 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない