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Genesis Global Trading、Qu Capitalを買収

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update 2021.08.31 15:29
Genesis Global Trading、Qu Capitalを買収

update 2021.08.31 15:29

仮想通貨取引関連のテクノロジー機能を強化

仮想通貨取引及びレンディングビジネスを手掛けるGenesis Global Trading【以下、Genesisと称す】(本社:1-3 Dufferin Street London EC1Y 8NA United Kingdom[1])は9月17日、トレーディングテクノロジー機能の向上を図るべく、クオンツ投資及びリサーチ会社であるQu Capitalを買収したことを発表した。

米国・ニューヨークを拠点とするQu Capitalは、コネクティビティやオーダールーティング機能の向上に繋がるテクノロジーや先進的な執行ツールを開発しているほか、仮想通貨市場のクオンツ分析サービスも提供している。今回の買収の詳細事項は明かされていないものの、GenesisはQu Capitalの3人の創業者の内2人を採用すると共に、6人のスタッフのうちの1人をグループに迎え入れるとのことだ。

Qu Capitalの買収に際し、GenesisのCEOであるMichael Moro氏と同社CTO(Chief Technology Officer、最高技術責任者)を務めるPat DeFrancesco氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

Qu Capitalを我がグループに迎え入れたことを大変喜ばしく思うと共に、同社がトレーディングやレンディング機能の向上に繋がる高付加価値のテクノロジーを提供することを確信しております。また今回の買収は、競争が激化する市場においてお客様により良いサービスを提供するために必要なテクノロジー機能と知識の向上に寄与すると考えております。

Michael Moro, chief executive officer of Genesis - Marketsmediaより引用

我が社は機関投資家を対象とした最高クラスのトレーディング及びレンディング関連テクノロジーソリューションの提供にコミットしております。機械学習や先進的な手法が採り入れられたQu Capitalのツールを、我が社の既存のテクノロジーと融合すると共に新たな製品・サービスを提供することを楽しみにしております。

Pat DeFrancesco, chief technology officer at Genesis - Marketsmediaより引用

なお金融業界では、ACY SecuritiesがFinlogixと提携したり、AlgoTraderがAvaloqと提携するなど、多くの金融サービス業者が最先端のテクノロジーを活用したソリューションの提供を強化している。そして今回、GenesisはQu Capitalを買収し、市場拡大が期待される仮想通貨関連のテクノロジー機能を強化することにより、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.09.20

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨業界で急成長を遂げるGenesis Global Trading

米ナスダック傘下にて、未上場株式取引サービスを手掛けるSecondMarket Solutionsの取引部門が分離独立したGenesisはLCHとも提携しており、SECやFINRAの規制を受けると共に、ニューヨーク州金融サービス局(DFS)のビットライセンスを取得し、2013年よりバイサイドとセルサイド双方の金融機関向けに、匿名性が高く豊富な流動性を供給する仮想通貨店頭取引サービスを提供している。また、2018年3月に仮想通貨のレンディングサービスを開始して以来、世界を代表する主要レンディング業者の一つになるまで事業を急拡大させている。なお、同社は2019年第2四半期には仮想通貨を担保にしたローンにより、7億4,600万ドルの融資を受けており、これまでに23億ドルの資金調達に成功している模様だ。仮想通貨市場の発展の時流に乗って急成長を遂げるGenesisが、今後も需要高まる仮想通貨のレンディングサービスのような画期的なソリューションを提供することを期待したい。


Date

作成日

2019.09.20

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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