Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

テレグラム、独自ブロックチェーンの公開テストを実施

テレグラム、独自ブロックチェーンの公開テストを実施

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:30
テレグラム、独自ブロックチェーンの公開テストを実施

update 2021.08.31 15:30

イーサリアムとの互換性があることが明かされる

人気メッセージングアプリケーションを展開するTelegram Group Inc【以下、テレグラムと称す】が、独自のブロックチェーンプロジェクトであるTelegram Open Network【以下、TONと称す】のローンチに向けて公開テストを実施していることが明らかになった。[1]

これまでテレグラムはTONを10月末にローンチする予定であると伝えており、ここ数週間でテストネットワークをセットアップし、今月1日に公開テストを実施したことがわかっている。あるロシアメディアの報道によると、テレグラムはTONのノードをインストールおよびホストするために必要なコードや手順を近々リリースし、同時にネットワーク上でシャーディング(負荷分散処理)やコンセンサスアルゴリズムを有効化するという。

TONはテレグラムの独自仮想通貨であるグラム(Gram)の基盤として利用されるだけでなく、イーサリアム(Ethereum)と互換性を有するため、同ブロックチェーンのスマートコントラクト機能を移植することも可能なようだ。これらの情報はTON開発のツールを構築するTelegram Labsから寄せられたものであり、CEOであるAlexander Filatov氏は同社が7月以降、Solidityコンパイラ(イーサリアムの開発言語向けの翻訳機)を製作していたことを明かした。これに関してFilatov氏は、最も難しい試みだったがイーサリアムのプログラムをTONに取り込むことができるようになると語っている。

TONの公開テストがどのような結果に終わったのかは明らかではないが、前段階の非公開テストに参加した者は、テストノードのインストール中に様々なバグやエラーが発生したと述べている。テレグラムはTONを10月末までにローンチする計画を立て、それが失敗した際には投資家に全ての資金を返還すると約束しているだけに、今後も同プロジェクトの進捗が焦点となるだろう。

release date 2019.09.04

出典元:

ニュースコメント

一部カントリーリスクが高まるも人気を維持

テレグラムはICOにより17億ドルもの資金調達に成功し、ICOで調達した資金をテレグラムの自社開発に投じると発表したことから、仮想通貨業界でもTONの開発は注目される存在となっている。最近では、テレグラムが中国内のIPアドレスからの大規模なDDoS攻撃(サーバに負荷を与える攻撃手段)やロシア政府からの情報開示の圧力に晒されているとの報道があったものの、同社のアプリケーションはFacebook Messanger(フェイスブックメッセンジャー)やWhatsAppに次ぐ人気を維持しているようだ。一部では情報漏洩に対する懸念が高まっているが、テレグラムはセキュリティアップデートを実施すると同時に、正当な理由がない限り顧客情報を譲渡しないとの方針を示した。今年6月、TONの完成を見据えてテレグラムはグラムの販売開始を発表し、それを仮想通貨取引所のLiquid Exchangeにリスティングすることも既に決定しており、今後も同社の動きには注目していきたい。


Date

作成日

2019.09.04

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

XMTradingがロイヤルティプログラムを改悪?ステータスが下がったユーザーも

海外FX業者のXMTradingがロイヤルティプログラムの条件を変更しました。本記事では、変更前と変更後の条件を比較するほか、他社のポイントプログラムとも比較して、今回の変更が改悪といえるのかどうか説明します。
update2025.12.16 19:00

Bybitが日本向けサービス終了を発表!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybit(バイビット)が2025年12月22日、日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると発表しました。本記事ではBybitの発表内容や、仮想通貨入出金を利用する海外FXユーザーへの影響、Bybitの代わりとなる送金ルートなどを解説します。
update2025.12.24 19:00

USDC対応状況を徹底比較!ERC20・BEP20・SPLが使える海外FX業者まとめ

USDCは海外FX業者への入出金手段として注目を集めていますが、対応ネットワークや出金ルールは業者ごとに異なります。本記事では、ERC20・BEP20・SPLの対応状況、USDCでの利益出金可否、最低入金額を整理するほか、USDC送金時の注意点を解説します。
update2025.12.22 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

【実測】Exnessのゴールドスプレッドで損しない!「最狭口座」はコレ一択

Myforex編集部では4ヶ月間にわたってExnessのゴールド(XAUUSD)のスプレッドを徹底調査しました。本記事では、Exnessのゴールド取引にかかるスプレッドだけでなく、どの口座タイプを選べばよいかまで解説します。
update2025.12.09 10:30

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル