Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

GAIN、自社に対する買収観測を受け株価が急騰

GAIN、自社に対する買収観測を受け株価が急騰

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.07 11:35
GAIN、自社に対する買収観測を受け株価が急騰

update 2022.06.07 11:35

会社側は市場観測についてのコメントを回避

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite 11 Bedminster, NJ 07921[1])【以下、GAINと称す】が有力な競合他社の一つから買収提案を受けたとの観測が浮上し、今月16日の株式市場ではGAINの株価が一時約30%急騰する場面が見られた。同社は買収提案の真偽を含め、市場の噂や憶測についてのコメントを控えており、真相は明らかとなっていない。

今回のGAINに対する買収提案のニュースは、英国を拠点とするBetavilleと呼ばれるサイトが第一報を報じ、同案件に精通した消息筋からの情報であるという。米国リテールFX市場が拡大局面に入る兆しを示す中、買収提案を行ったとされる候補として、2019年2月に米国法人を設立したIG Groupと、リテールFX市場の開拓に高い関心を持つFXCMやジェフリーズ(Jefferies)などが有力と見られている他、米国ライセンス未保有のブローカーも競合他社の買収を目論んでいる模様だ。

2019年6月、GAINは5月期業績を発表しており、取引高が欧州当局の新規制策導入以前の水準を維持できていないことを投資家に失望され、同社の株価は1株当たり4ドルを下回り史上最安値を更新していた。GAINの業績動向は依然厳しい状況が続いており、投資家のセンチメントを改善させる可能性のある買収事案に進捗が見られるか注目される。

release date 2019.07.17

出典元:

ニュースコメント

ブローカーの米国市場への進出が活発化

米国のFX市場は取引量、トレーダー数ともに世界最大を誇る市場であり、その取引の90%以上は機関投資家により発注されると言われている。取引量の数パーセントを占めるリテール市場は、自由の国とも称される米国では2000年台初期において投資関連の規制枠組みが存在しなかったことから数多くのブローカーが設立され、取引量が拡大するなど米国リテールFXの黄金時代とも呼ばれた。2008年の世界金融危機を発端に2010年にドット・フランク法が導入されたことにより、リテール取引量は減少の一途をたどり、ブローカーの撤退が続いた結果、2019年7月現在、米国市場で包括的なFXブローカレッジ業務を提供する企業は3社となるなど、壊滅的な状況となっている。ここに来てリテールブローカーの米国市場への再進出が活発となっている背景には、ESMA新規制や、オフショア拠点に対する規制強化により世界的にFX取引量が減少傾向にある中、世界最大の市場である米国へ拠点を移し、取引拡大を図りたい各ブローカーの意向があるようだ。米国において数多くのブローカーの参入が進むことで、米国FX市場が活性化されるきっかけとなることを期待したい。


Date

作成日

2019.07.17

Update

最終更新

2022.06.07

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も

ディープフェイク技術を使った詐欺広告が世界的に増加しており、国内でも有名人を装った広告が出回っています。広告は精巧で、違和感に気づけないケースもあるため、真偽を見抜くのは簡単ではありません。本記事では、出回っているディープフェイク動画の広告主を調査しました。
update2025.10.08 19:00

日本でも税率20%でビットコインのトレードが可能?IG証券がIBIT・ETHAのCFD取扱い開始

IG証券がブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、イーサリアム現物ETF「ETHA」のCFD取引を提供開始し、SNSで話題になっています。本記事では、IG証券の発表内容やSNSでの反応、国内の仮想通貨税制、海外FXとの比較などを紹介します。
update2025.10.10 19:30

XMTradingが新銘柄GAUUSDを追加!取引コストはGOLDより割高か

XMTradingが新たにGAUUSDなど4種類のゴールド銘柄を追加し、グラム単位で少額取引が可能になりました。この記事では、従来のGOLDとの取引コストやスワップを比較します。
update2025.10.10 19:00

暗号資産担保ローンのメリットとリスクは?ビットコイン担保に日本円を借りる動きに注目集まる

BTCなどを担保に日本円を借りられる「暗号資産担保ローン」が話題を集めています。SNSでは、仮想通貨を担保にJPYCを借り入れる動きにも関心が集まっています。本記事では暗号資産担保ローンの仕組みやメリット、リスクなどを解説します。
update2025.10.15 19:00

Exnessでシステムエラーによる入出金の不具合が発生?SNSでも報告が相次ぐ

2025年10月、海外FX業者Exnessで入出金エラーが発生し、SNSでも不具合報告が相次ぎました。銀行振込やbitwalletで送金できない事例が確認されており、復旧後も不安の声が続いています。
update2025.10.16 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル