Select Language

FXCM、個人投資家向け通貨バスケット取引を開始

FXCM、個人投資家向け通貨バスケット取引を開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.26 15:10
FXCM、個人投資家向け通貨バスケット取引を開始

update 2022.05.26 15:10

ポートフォリオ拡大やリスク分散、ヘッジング効果を期待

海外FX・CFDブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC 2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】は7月4日、個人投資家向けに通貨バスケット取引サービスを開始したことを発表した。

通貨バスケットとは、複数の通貨を一定割合で組み入れる取引手法であり、例えば米ドルなどの基軸通貨の値動きに対しバスケット内の他通貨を連動させる仕組みを採っている。また、通貨バスケットの価値は基軸通貨とバスケット内の他通貨との相対パフォーマンスによって決まる。今回FXCMが導入した通貨バスケット取引サービスは3種類あり、一つ目が米ドルの変動を反映したドルインデックス・バスケットで、バスケット内では英ポンドやユーロ、日本円、オーストラリアドルといった流動性が高い主要通貨を連動させる。二つ目が円を基軸通貨とし、オーストラリアドルやポンド、ユーロ、カナダドルを連動させる円インデックス、三つ目が主軸通貨米ドルに対し中国人民元やメキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドを連動させる新興市場インデックスだ。

FXCMのCEOであるBrendan Callan氏は、通貨バスケット取引を導入したことにより、顧客は異なる通貨を同時に取引することで、ポートフォリオ拡大やリスク分散、既存ポジションのヘッジング効果を期待できるという。また、通貨バスケット取引は単一通貨取引と比較してエクスポージャー(価格変動リスクにさらされている資産の割合)を軽減させるため、効率的な多通貨取引手法になると述べている。2019年3月にFXCMは顧客取引データを公表し、スプレッドやスリッページの改善を示していることに加え、今回、通貨バスケット取引を開始し充実したサービス環境を提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.07.05

出典元:

ニュースコメント

FXCM、顧客取引の拡大を狙ったサービスの拡張

英国のロンドンに本社を置くFXCMは、南アフリカ、香港、ギリシャ、イタリア、フランス、オーストラリア、ドイツ、イスラエル、カナダにオフィスを持つ世界有数の金融サービスプロバイダーだ。英国FCAをはじめとする各国の金融機関のライセンス認定を取得しオンライン外国為替(FX)取引、CFD取引および関連サービスの提供を行っている。2019年1月にFXCMはイーサリアムCFDを開始しその後、2月下旬にFXCMはライトコインCFDを開始しており、仮想通貨関連サービスにも力を入れている。FXCMは過去に数々のアワード受賞歴を秀でている優良ブローカーで、長年にわたり一貫して優れた実績を残している。今回、新たな顧客基盤の拡大に向けたサービスの拡充を図る意向で、個人投資家向け通貨バスケット取引を導入することが決まった。FXCMは、FX業界において、最も急成長している企業の一つと言えよう。新たな顧客層の拡大につながる戦略となるか、今後の展開に注目したい。


Date

作成日

2019.07.05

Update

最終更新

2022.05.26

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判

仮想通貨INITは、複数のアプリチェーンを統合するレイヤー1ブロックチェーン「Initia」のネイティブトークンです。当記事では、INITの将来性やSNSでの評判、Initiaの特徴などを解説します。
update2025.04.24 19:00

MT4初心者必見!FX自動売買EAバックテストのよくあるトラブルと対策集

バックテストをした際にEAを選択できない、途中でテストが止まる、結果が安定しないなどの症状が発生することがあります。本記事では、バックテストをした際に発生する症状別に対処方法を解説します。
update2025.05.13 19:00

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル