作成日
:2019.07.05
2022.05.26 15:10
海外FX・CFDブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC 2V 7JE, United Kingdom
)【以下、FXCMと称す】は7月4日、個人投資家向けに通貨バスケット取引サービスを開始したことを発表した。通貨バスケットとは、複数の通貨を一定割合で組み入れる取引手法であり、例えば米ドルなどの基軸通貨の値動きに対しバスケット内の他通貨を連動させる仕組みを採っている。また、通貨バスケットの価値は基軸通貨とバスケット内の他通貨との相対パフォーマンスによって決まる。今回FXCMが導入した通貨バスケット取引サービスは3種類あり、一つ目が米ドルの変動を反映したドルインデックス・バスケットで、バスケット内では英ポンドやユーロ、日本円、オーストラリアドルといった流動性が高い主要通貨を連動させる。二つ目が円を基軸通貨とし、オーストラリアドルやポンド、ユーロ、カナダドルを連動させる円インデックス、三つ目が主軸通貨米ドルに対し中国人民元やメキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドを連動させる新興市場インデックスだ。
FXCMのCEOであるBrendan Callan氏は、通貨バスケット取引を導入したことにより、顧客は異なる通貨を同時に取引することで、ポートフォリオ拡大やリスク分散、既存ポジションのヘッジング効果を期待できるという。また、通貨バスケット取引は単一通貨取引と比較してエクスポージャー(価格変動リスクにさらされている資産の割合)を軽減させるため、効率的な多通貨取引手法になると述べている。2019年3月にFXCMは顧客取引データを公表し、スプレッドやスリッページの改善を示していることに加え、今回、通貨バスケット取引を開始し充実したサービス環境を提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。
release date 2019.07.05
英国のロンドンに本社を置くFXCMは、南アフリカ、香港、ギリシャ、イタリア、フランス、オーストラリア、ドイツ、イスラエル、カナダにオフィスを持つ世界有数の金融サービスプロバイダーだ。英国FCAをはじめとする各国の金融機関のライセンス認定を取得しオンライン外国為替(FX)取引、CFD取引および関連サービスの提供を行っている。2019年1月にFXCMはイーサリアムCFDを開始しその後、2月下旬にFXCMはライトコインCFDを開始しており、仮想通貨関連サービスにも力を入れている。FXCMは過去に数々のアワード受賞歴を秀でている優良ブローカーで、長年にわたり一貫して優れた実績を残している。今回、新たな顧客基盤の拡大に向けたサービスの拡充を図る意向で、個人投資家向け通貨バスケット取引を導入することが決まった。FXCMは、FX業界において、最も急成長している企業の一つと言えよう。新たな顧客層の拡大につながる戦略となるか、今後の展開に注目したい。
作成日
:2019.07.05
最終更新
:2022.05.26
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー