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INTL英国子会社、Integralと提携

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update 2021.08.31 15:26
INTL英国子会社、Integralと提携

update 2021.08.31 15:26

拡大する顧客ニーズを満たすべくFX取引アプリをリリース

米国にて幅広い金融事業を展開しているINTL FCStone Inc.(本社:155 East 44th Street, 15th Floor New York, NY 10017[1])【以下、INTLと称す】の英国子会社であるINTL FC Stone Ltd【以下、INTL英国子会社】が、FX関連ソリューションを提供するIntegral Development Corp.(本社:850 Hansen Way Palo Alto, CA 94304 USA[2])【以下、Integralと称す】とパートナーシップ契約を締結したことが明らかになった。

FX店頭取引及び決済サービスを提供するINTL英国子会社は、Integralとの提携を通じて機関投資家を対象としたモバイル取引サービスを拡充する意向だ。INTLは、拡大するモバイル取引需要を取り込むべく、Integralのプラットフォームに搭載されたFX取引アプリを提供することで、INTLのオンラインサイトと同様の機能を付帯したモバイル取引環境を整備するとのことである。

両社の提携に際し、INTL英国子会社FX部門ヘッドを務めるMike Wilkins氏とIntegralのCEOであるHarpal Sandhu氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

INTL FCStone OCX Trader appは、安全かつ高機能で、充実したサービス・サポート環境が整備されたモバイル取引アプリであります。お客様のモバイル取引需要を満たすべく、Integralと強固なパートナーシップ関係を構築することで、同社の取引プラットフォーム機能を拡張できると確信しております。

Mike Wilkins, Head of FX at INTL FCStone Europe - Integralより引用

我が社のクラウドベースのテクノロジーを活用することで、お客様にFX関連の包括的なサービスを提供できるようになると共に、更なる取引の活性化を期待できるでしょう。また我々のプラットフォームはモバイルアプリを統合することに加え、お客様のニーズを満たす形にカスタマイズすることも可能であるため、トレーダーはいつでもどこからでも取引をすることができます。

Harpal Sandhu, CEO of Integral - Integralより引用

なお、INTLはプライムブローカレッジ業務の人員を拡充した他、INTLはGMP Securities LLCを買収するなど、積極的に事業領域の強化・拡充を図っている状況だ。一方で、IntegralにとってFX関連企業との提携は今回が初めてではなく、これまでにもヨルダンを拠点とするグローバル金融機関であるArab Bankのスイス子会社とパートナー契約を締結し、Integralが設計したFX取引アプリをArab Bankの顧客に提供している。また、金融関連情報を提供するInvestment Trendsが公表したレポートによると、金融業界ではモバイルアプリの重要性が高まっており、充実したモバイル取引環境を提供することが競合他社との大きな差別化要因になっているとのことである。そして今回、INTLはIntegralと提携し、需要が高まるモバイルアプリサービスを強化することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.06.26

出典元:

ニュースコメント

スマートフォンがFX取引拡大の起爆剤に

従来FX取引は機関投資家や専業トレーダーに代表されるプロ顧客を対象にサービスの提供が開始され、取引には高性能のコンピューターや専用の通信回線が必要であるなど、初心者トレーダーにとって取引開始のハードルは高い傾向にあった。2010年代以降、インターネットの発達と、スマートフォンの普及により、FXブローカーが選好するMT4などのプラットフォームがアプリとして利用可能となり、FX取引を開始するにあたってのハードルが一気に下げられる結果となった。昨今では、Equiti Groupがケニアで新ブランドFXPesaを始動予定であることが発表されるなど、これまで新興国として、電気や水道、インターネットなどのインフラが未整備であることから、市場として注目されてこなかった国々でブローカーが拠点を設置する動きが活発となっており、スマートフォンの普及がFX取引拡大のカギとなっていることを証明している。今回のINTLとIntegralの提携により、スマートフォンによるFX取引環境がさらに充実し、FX市場全体の活性化につながる事に期待したい。


Date

作成日

2019.06.26

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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