Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

Delta Capita、仕組商品のデューデリジェンスサービスを開始

Delta Capita、仕組商品のデューデリジェンスサービスを開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
Delta Capita、仕組商品のデューデリジェンスサービスを開始

update 2021.08.31 15:26

KYDルールを遵守し、業務効率化とコスト削減を実現

金融サービス分野に特化したコンサルティングファームDelta Capita(本社:40 Bank Street Canary Wharf London E14 5NR[1])は7日、ストラクチャード(仕組)商品を提供する際にKnow Your Distributer【以下、KYDと称す】ルールの適用を受ける投資銀行などの金融機関を対象として、inSPire Due Diligence【以下、inSPireと称す】と呼ばれる新たなデューデリジェンスサービスを開始することを発表した。

Delta CapitaがリリースしたinSPireを利用するユーザーは、仕組商品の販売会社と発行体の間で交わされるデューデリジェンス情報にアクセスすることができ、規制に準拠した業界標準の共通テンプレートや業務プロセスを遂行することが可能になるという。また新サービスを提供するに際し、Delta CapitaはKYDルールを的確に遵守しているかを確認するための質問事項を事前に準備すると共に、仕組商品の発行体に代わりデューデリジェンス関連データを集計及びモニタリングする専門家チームを形成し、投資銀行と協働でサービス提供を図る見通しだ。

新たなデューデリジェンスサービスの提供を開始するに当たって、Delta CapitaのCEOであるJoe Channer氏とinSPire部門マネージングディレクターを務めるMark Aldous氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

革新的なソリューションであるinSPireのリリースによって、仕組商品の開発や販売を手掛ける全ての金融機関は、KYDルールに関連した業務の効率性を格段に高めると共に大幅なコスト削減を見込めるでしょう。

Joe Channer, CEO of Delta Capita - institutionalassetmanagerより引用

我々は業界の業務効率化に寄与する機会を継続的に模索しており、今回inSPireをリリースできたことは、まさに効率化やコスト削減といった課題解決に繋がるソリューションを提供すると考えております。inSPireは当局が求める業界水準を満たし、デューデリジェンス業務プロセスを合理化させることが期待できます。仕組商品の発行体にとっては高水準の包括的デューデリジェンスサービスを受けられる一方で、販売会社にとっては1年を通じて発行体が求める様々な要望に応える業務関連費用を削減することに寄与するでしょう。

Mark Aldous, managing director of inSPire - institutionalassetmanagerより引用

KYDルールに関連したソリューションへのニーズが高まっている背景として、EU域内の金融・資本市場の包括的規制策である第二次金融商品市場指令(Markets in Financial Instruments DirectiveⅡ, MiFIDⅡ)において、仕組商品の規制モニタリングが強化されていることが挙げられる。欧州各国の規制当局は仕組商品を開発もしくは販売する金融機関がKYDルールを遵守すべく、より高度なデューデリジェンスと情報共有体制の構築を求めている状況だ。

今回Delta Capitaが仕組商品の開発や販売を手掛ける金融機関にとって付加価値の高いサービス提供を開始することで、更なる顧客利用の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.06.07

出典元:

ニュースコメント

大手銀行のソリューションを構築するDelta Capita

ロンドンに本社を構えるDelta Capitaは、アムステルダム、シンガポール、香港、ヨハネスブルグを拠点に世界中でサービスを展開し、金融機関向けに、フィンテック技術を用いたソリューションを提供するファイナンシャルコンサルティング企業だ。近年世界各国の監督当局で規制強化が進み、規制策に対応する企業も増えており、最近では顧客管理システムSyntellicoreを提供するDynamic WorksとShufti Proがパートナーシップ契約を締結するほか、仮想通貨大手取引所バイナンスがKYCソフトウェアを強化していることなども報道されている。そのような環境の中、Delta Capitaもマネーロンダリング対策(AML)としての顧客確認(KYC)システムに向けたソリューションの構築に取り組んでいる。Delta Capitalの顧客には、大手金融機関も多く、フランスのメガバンクのひとつであるソシエテ・ジェネラル、オランダを拠点とする総合金融グループINGや、大手投資銀行ABNアムロ銀行らが名を連ねており、同社が提供してきたサービスへの信頼度の高さがうかがえよう。今回、新たなデューデリジェンスサービスを打ち出した同社が今後どのようなサービスを展開していくか注目していきたい。


Date

作成日

2019.06.07

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Vantage Tradingが入出金額の上限を変更、100万円以上の出金は自動分割

海外FX業者のVantage Tradingが、銀行振込の入出金額の上限を変更しました。今後は銀行振込で一度に出金できる額が100万円に制限されます。本記事では、変更された条件や高額送金時の注意点などを説明します。
update2025.11.11 19:00

Money Charger(マネチャ)情報流出で問われるキャッシュバックサイトの運営体制と安全性

Money Chargerは2025年10月25日、ユーザーの個人情報が外部に流出したことを公表しました。キャッシュバックサイトはうまく活用すれば取引コストを抑えられる一方で、個人情報を扱う性質上、安全管理体制が極めて重要です。本記事では、安全性や透明性の観点から主要なキャッシュバックサイトを比較します。
update2025.11.17 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル