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JFD、マドリードに新オフィスを開設

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update 2022.07.06 12:00
JFD、マドリードに新オフィスを開設

update 2022.07.06 12:00

イベリア半島及びラテンアメリカ市場の開拓を模索

JFD Brokersの運営会社であるJFD Brokers Ltd.(本社:Kakos Premier Tower Kyrillou Loukareos 70 4156 Limassol, Cyprus[1])【以下、JFDと称す】は4日、スペイン・ポルトガルといったイベリア半島諸国及びスペイン語を母国語とするラテンアメリカ市場に投資関連サービスを提供すべく、スペインの首都マドリードに新たなオフィスを開設したことを発表した。

欧州でのリテール金融業界に対する規制強化が進んでいるが、JFDでは業績に特段目立った影響はなく、ビジネス環境は良好であり、今回のマドリード新オフィスの開設を通じ、イベリア半島及び6億4千万人を超える市場規模を誇るラテンアメリカ市場の開拓を目指し、継続的にグローバル展開を図っていく方針だ。JFDは2019年5月より、イベリア半島及びラテンアメリカ市場を統括するマドリード新オフィスのマネージングディレクターに、英国・ロンドンを拠点とする海外FXブローカーGKFXにてイベリア半島及びラテンアメリカ市場のカントリー・マネージャーを務めていたIgnacio Albizuri Delclaux氏を抜擢した。Delclaux氏は長年に亘る金融業界での豊富な経験を有しており、ソシエテ・ジェネラルの株式デリバティブマーケティング・セールスアシスタントの責任者として13年間務めた他、FxProでも業務開発部のマネージャーとしての経験を持つ。マドリード新オフィスの開設に際し、Delclaux氏は、同市に新たなオフィスを開設したことは、JFDにとって未開拓の新市場を開拓する大きな機会であり、私としても、40を超える数多くの国際的な賞を獲得する業界の有力ブローカーであるJFDの一員になれたことを喜ばしく思っているとコメントしている。

JFDはFXや仮想通貨、ETFを原資産とするCFD、インデックス、コモディティ、債券といったマルチアセットクラスのトレーディングサービスを提供している。また同社が手掛ける取引手数料無料の株式トレーディングサービスは、スペインとポルトガルの顧客も利用可能になる見通しだ。更に、規制に遵守した透明性の高い経営体制を構築すべく、マドリードオフィスの全ての顧客資産をバークレイズやWirecard AGといった銀行にて分別管理する意向とのことだ。2018年11月にJFDはACONの買収を完了し、取扱商品と提供サービスの拡充を図っていることに加え、今回、グローバル戦略を推進させるべくマドリードに新オフィスを開設したことで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.06.05

出典元:

ニュースコメント

ブローカーの新興市場への進出が更に活発化

近年、飽和状態にある先進国の市場に変わる新興市場へのブローカーの進出が活発となっている。特にラテンアメリカ市場は急速な経済成長率と共通の言語を基礎とした巨大な経済圏、人口規模の大きさが特徴となっている。共通言語であるスペイン語は、メキシコやアルゼンチンを始めとした19の国・地域で公用語とされていることから、スペイン語によるサービス提供を行うことで、数多くの国・地域からの顧客獲得が期待出来るなど、ラテンアメリカ市場は、一人でも多くの顧客の獲得を狙う企業にとって非常に魅力的な市場環境が整っている。共通の言語を基礎とした経済圏は他にも存在しており、最近ではINFINOXがポルトガルに新オフィスを開設し、ポルトガル語を母国語とするアフリカ大陸の国々をターゲットにしたサービス展開を開始するなど、経済成長が期待される新興市場へブローカーが進出する流れはこれからも続いて行きそうだ。ブローカーにとってトレーダーのサポートニーズに対応するためのコールセンターやチャットなどのサポート体制に対するコストは非常に大きな負担となっているため、1言語にて複数の国の顧客へ対応が行えることは、経営戦略上非常に魅力的であると言えるだろう。新興市場でFX取引が活発となることで世界市場全体が活性化されることに期待したい。


Date

作成日

2019.06.05

Update

最終更新

2022.07.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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