Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ASIC、厳格な店頭デリバティブ取引規制策を導入する模様

ASIC、厳格な店頭デリバティブ取引規制策を導入する模様

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.27 13:26
ASIC、厳格な店頭デリバティブ取引規制策を導入する模様

update 2022.01.27 13:26

規制逃れやブローカーの不適切行為を懸念

オーストラリア証券投資委員会(本社:Level 5, 100 Market Street, Sydney, NSW 2000 Australia[1])【以下、ASICと称す】の委員長を務めるCathie Armour氏は4日に行われた講演内で、同国のリテール金融業界向けの規制策に関する見解を示し、店頭デリバティブ取引市場を規制する模様であることが明らかになった。

Armour氏は、欧州当局と同様にオーストラリアの個人投資家の損失割合を示し、同国のブローカーが提供するサービスを利用した35万人の個人投資家の内、バイナリーオプションとCFD、FX取引でそれぞれ80%、72%、63%が損失を計上したと指摘した。また、欧州や日本、北米、中国といった多くの規制当局が、個人投資家を対象とする、一定のOTCデリバティブ取引サービスの提供を禁止もしくは規制しているが、オーストラリアには同様の規制策がないことから、同国で規制上の裁定(regulatory arbitrage、規制逃れ)が生じるリスクも指摘している。更にArmour氏は、オーストラリアの金融サービスライセンスを保有するブローカーが海外顧客にサービスを提供する際、金融サービスライセンスの適用範囲や効果などに関して、顧客に誤解を与え、もしくは欺くような行為をしているとして懸念を示している。

ASICは従来から、特定の問題や課題を指摘した際には、その後厳格な規制を導入していることから、今回Armour氏が懸念を示した店頭デリバティブ取引に関しても、厳しい規制策を採用する可能性があるとみられている。なお、ASICはブローカーに取引データの提出を要請した他、国外在住の顧客に対するサービスを規制する意向である。これを受け既にIFGMが海外顧客口座を閉鎖し、Vantage FXも海外顧客へのサービスを停止するなど、ASICの規制動向がブローカー各社の経営に影響を及ぼし始めていることから、引き続きオーストラリア当局の今後の動向に注目が集まりそうだ。

release date 2019.06.05

出典元:

ニュースコメント

不安定なASICの規制ポリシー

ASICは伝統的に他の先進国の規制当局と比べ緩やかな規制ポリシーを布いており、ハイレバレッジ取引を求めるブローカーはASICライセンスの取得を選好してきた。店頭デリバティブ取引に関しても、これまで特段の規制策を設けておらず、ASICの緩やかな規制ポリシーの姿が見て取れる。最近では、2年ぶりにASICがFortradeにライセンスを発行したり、CySECが個人投資家向け新規制策の導入を検討していることが判明するなど、各規制当局の規制緩和への動きが見られ、緩やかな規制方針が継続されるとの楽観的な見方が行われてきた。しかしながら、今回の発表によると、今後ASICは店頭デリバティブ取引へ厳格な規制を採用する可能性が高いと見られており、統制下のブローカー各社は苦戦を強いられることとなりそうだ。各国の規制当局は規制内容を共有していく動きがあるが、今月に入り韓国FSCが店頭デリバティブ取引規制を緩和することを発表しており、今後各国規制当局の動きに注視していく必要があるだろう。


Date

作成日

2019.06.05

Update

最終更新

2022.01.27

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

【話題】XMTradingが完全終了?利用者がいま押さえるべきポイントとは

2025年12月の半ば頃から、日本で最も知名度の高い海外FXブローカー「XMTrading」が、凋落の一途を辿る可能性を示唆する投稿がX上で突如話題となり、議論が巻き起こっています。当サイトMyforexは過度な不安視は不要と考えます。本記事ではその理由を説明します。
update2025.12.23 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

Bybitが日本向けサービス終了を発表!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybit(バイビット)が2025年12月22日、日本居住者向けのサービス提供を段階的に終了すると発表しました。本記事ではBybitの発表内容や、仮想通貨入出金を利用する海外FXユーザーへの影響、Bybitの代わりとなる送金ルートなどを解説します。
update2025.12.24 19:00

XMTradingがロイヤルティプログラムを改悪?ステータスが下がったユーザーも

海外FX業者のXMTradingがロイヤルティプログラムの条件を変更しました。本記事では、変更前と変更後の条件を比較するほか、他社のポイントプログラムとも比較して、今回の変更が改悪といえるのかどうか説明します。
update2025.12.16 19:00

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

USDC対応状況を徹底比較!ERC20・BEP20・SPLが使える海外FX業者まとめ

USDCは海外FX業者への入出金手段として注目を集めていますが、対応ネットワークや出金ルールは業者ごとに異なります。本記事では、ERC20・BEP20・SPLの対応状況、USDCでの利益出金可否、最低入金額を整理するほか、USDC送金時の注意点を解説します。
update2025.12.22 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル