Select Language

Facebook、仮想通貨関連広告のポリシーを緩和

Facebook、仮想通貨関連広告のポリシーを緩和

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
Facebook、仮想通貨関連広告のポリシーを緩和

update 2021.08.31 15:26

ICOを除く分野における広告の事前承認制を撤廃

大手ソーシャルネットワーキングサービスであるFacebook, Inc.(本社:1 Hacker Way, Menlo Park, California 94025[1])【以下、Facebookと称す】は、今月7日に仮想通貨関連の広告に関するポリシーを一部緩和することを発表した。

これまでFacebookは仮想通貨関連の広告掲載を禁止してきたが、今後はブロックチェーン技術や業界のニュース、教育および仮想通貨イベントに限り、同社の事前承認を不要にする意向だ。ICO(イニシャルコインオファリング)に関する広告は、引き続き禁止されたままであるが、今回のポリシー変更は、2018年6月に事前承認制が導入されて以来の大きな変化になると言えるだろう。事前承認を必要とする広告に関しても、企業は、取得済みのライセンスや株式公開の有無、その他の背景を示す情報をFacebookに提供することで利用が可能となる。

対照的にFacebookは、CFDを含む投機的な側面が強い金融商品の広告の取り締まりを強化しており、今年6月に適応が開始する新しいポリシーでは、去年から続く欧州における規制の流れに迎合するように、これらの広告掲載を禁止する見通しだ。同じくGoogleも、1年ほど前からCFDやバイナリーオプション、スプレッドベッティングに関する広告を禁止しているため、Facebookの対応は、業界基準に沿ったものだと言えよう。これらの変更は、Facebookおよびインスタグラム、それ以外のオーディエンスネットワーク(Facebookが提携するアドネットワーク)に適応されるという。

Facebookは仮想通貨関連について、「ノーリスクの仮想通貨」や「退職金でビットコイン(Bitcoin)を購入」など、行き過ぎた宣伝文句を謳う広告を問題視しており、運用の厳格化を進めていたが、ここにきてその対応を軟化させつつある。情報筋によると、そこには、Facebookが独自に開発を行っているステーブルコインの発表が、今年後半に控えていることも少なからず関係しているようだ。Facebookのステーブルコインは、当初は米ドルのみを対象とすると伝えられていたが、最近では、複数の法定通貨に連動するものになるとの予想がされている。その詳細は未だ明らかになっていないものの、Facebookが仮想通貨取引所と交渉を進めるなど、ステーブルコイン公開への環境を段階的に整えていることが見受けられ、同社の動向に今後も注目していきたい。

release date 2019.05.09

出典元:

ニュースコメント

テレビCMで顧客獲得に動く仮想通貨関連企業

現在、欧州や米国、日本を中心として、広告業界は詐欺的な金融商品や初心者をターゲットとしたギャンブル性が高い投資サービス、ハイリスクな投資に関する広告を禁止する方向に動いている流れであるが、仮想通貨関連の広告は徐々に認められつつある模様だ。2017年から2018年にかけては、日本でもコインチェックやZaif、DMMビットコイン、bitFlyerなどの大手仮想通貨取引所のテレビCMが頻繁に放送され、国内の仮想通貨市場の拡大に貢献した。また米国では、最近、#DropGoldと銘打って仮想通貨投資のプロモーションを展開しているグレースケールのテレビCMが放送開始となり、仮想通貨コミュニティでは大きな話題となった。ハッキングや詐欺と言った暗いイメージと結びついていた仮想通貨市場だが、規制やコンプライアンスの強化などで変わりつつあるため、今後はこのような影響力の高い広告を活用し、より広い顧客層を取り込んで行く業界の流れに期待したい。


Date

作成日

2019.05.09

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説

仮想通貨USUALは、ステーブルコインプロトコル「Usual」のガバナンストークンです。Usualは、BlackRockなどからRWA(現実資産)を集約してステーブルコインを発行し、その収益をコミュニティに再分配するプロトコルとして注目を集めています。
update2024.11.20 20:00

Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催

Milton Marketsで期間限定の100%入金分ボーナスキャンペーンが開催されます。当記事では100%入金分ボーナスの概要や、注意点を中心に解説していきましょう。
update2024.11.20 19:30

スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~

この記事では、優先的に押さえておきたいMT4アプリの機能を5つのグループにまとめ、iPhone版とAndroid版での使い方を解説します。「基本操作を手っ取り早く確認したい!」という方はぜひご活用ください。
update2024.11.20 19:00

ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得

2024年11月1日、海外取引所のZoomex(ズーメックス)が、取引大会シリーズ「クリプトバトルZ」を開催しました。ラウンドごとの特典総額は3,480ドル相当です。当記事では、クリプトバトルZの詳細や参加方法、注意点を解説します。
update2024.11.15 20:00

ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は

ゴールドラッシュXMのランディングページで謳われている「1ヵ月で取引資金が2倍に」、「破綻リスクはほぼゼロ」という宣伝文句に違わぬ実力が備えられているのか、フォワードテスト・バックテストを実施して検証しました。
update2024.11.14 20:30

Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与

Titan FXが、2024年11月25日(月)からブラックフライデーキャンペーンを開催します。今回のキャンペーンでは、FX通貨ペア銘柄またはゴールドを1ロット取引するごとに500円のキャッシュバックが付与されます。
update2024.11.14 20:00

XMTradingが仮想通貨CFDのスプレッドを縮小!どのくらい狭くなったか検証

2024年10月25日にXMTradingが仮想通貨CFDのスプレッドを縮小しました。この記事では、BTCUSDとETHUSDのスプレッドの計測結果やほかのFX業者と比較した結果を解説します。
update2024.11.14 19:30

Milton Marketsが11月の1万円FXチャレンジとXリポストキャンペーンを開催!

Milton Marketsで、11月の1万円チャレンジが開催されます。この記事では、開催期間や上位入賞の条件、これまでの1万円チャレンジと変わった点などを解説します。
update2024.11.14 19:00

XMTradingがお歳暮プロモを開催!100%入金ボーナスを付与

海外FX業者のXMTradingが2024年10月15日から11月15日までお歳暮プロモを開催することを発表しました。キャンペーン期間中に対象口座へ入金すると、100%の入金ボーナスが付与されます。新規・既存ユーザーの両方が対象です。
update2024.11.12 19:30

Zoomexがあったか冬支度応援キャンペーンを開催!総額76万円相当のビットコインとAmazonギフト券がもらえる

Zoomex(ズーメックス)が、あったか冬支度応援キャンペーンを開催しました。各種条件をクリアすると、総額76万円相当のビットコインとAmazonギフト券を獲得できます。キャンペーン開催期間は、2024年11月19日〜11月25日までです。
update2024.11.07 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル