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Google、仮想通貨やICOに関連する広告掲載を禁止

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update 2021.08.31 15:23
Google、仮想通貨やICOに関連する広告掲載を禁止

update 2021.08.31 15:23

広告掲載にはGoogleからの認証が必須に

世界最大の検索エンジンを運営する米国IT大手のGoogle LLC(1600 Amphitheatre Parkway Mountain View, CA 94043 United States)【以下、Googleと称す】は、仮想通貨やICOに関連するオンライン広告の掲載を2018年6月から禁止することを正式に発表した。

Googleは、広告禁止の対象に、仮想通貨、ICO関連の他、高リスクな金融商品であるバイナリーオプションも含めており、アフィリエイトからの広告も厳しく規制するとしている。金融商品に対する監督当局の規制強化を背景に、詐欺的な取引に誘導する広告などからネット利用者を保護するための動きとみられる。

今後、FX取引やCFD、スプレッドベッティング等の広告を掲載している企業がアドワーズ広告を利用する場合、事前にGoogleから認証を受ける必要がある。承認を得るには、広告の対象となる国の金融当局の認可を得ていること、また広告のコンテンツがアドワーズの定めるポリシーに準拠していることが条件とされ、承認されれば、特定の国でのみ広告掲載が可能となる。Googleは、広告掲載を希望する企業に対し申請書の提出を要請しており、2018年3月下旬から承認申請が開始される予定である。

オンライン広告でGoogleと肩を並べるフェイスブックは、今年1月に先行して同様の処置をとっているが、Googleもこれに同調した動きをとったことで、金融商品に対する厳格な対応は仮想通貨市場にも大きな影響を与えそうだ。Googleに直接広告を掲載している企業にとって、この新ポリシーの発効は、大きな痛手になることは間違いない。

release date 2018.3.14


Date

作成日

2018.03.14

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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