Select Language

コインベース、南米および東南アジアの11カ国へ進出

コインベース、南米および東南アジアの11カ国へ進出

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:26
コインベース、南米および東南アジアの11カ国へ進出

update 2021.08.31 15:26

利用拡大を念頭に多様なサービスを展開

大手仮想通貨取引所のCoinbase, Inc.(本社:548 Market St #23008 San Francisco, CA94104[1])【以下、コインベースと称す】は、同社の仮想通貨取引サービスを南米および東南アジアの11カ国を対象に展開することを発表した。[2]

発表によると、今回対象となる国と地域は、アルゼンチン、メキシコ、ペルー、コロンビア、チリ、インド、香港、韓国、インドネシア、フィリピン、ニュージーランドだと伝えらえている。これらの国の中には、仮想通貨やブロックチェーン開発において、既に開拓が進んでいる市場も存在し、例えば、香港や韓国などは、国内での営業にライセンスの発給が必要となる。グローバル市場への拡大を図るコインベースは、現在、53カ国に事業を展開しており、昨年サービスを提供していた32カ国に対し、この1年で新たに21カ国への進出を果たしているという。

コインベースは、世界中のユーザーが、同社のプラットフォームを利用することで、仮想通貨同士の通貨ペアによる取引や仮想通貨での国際送金が、より身近なサービスになると考えているようだ。それを念頭にコインベースは、ここ数ヶ月間で、仮想通貨学習サービスのCoinbase Earn仮想通貨に連動したデビットカードのコインベースカード(Coinbase Card)などのサービスを立ち上げており、新規ユーザーの取り込みに尽力している。

最近、コインベースでは、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)の取り扱い開始時におけるインサイダー取引疑惑が持ち上がっており、重役クラスの経営陣入れ替えが行われた。このような不祥事は、ユーザーへの背信行為とも捉えられるため、コインベースは、雇用および解雇に関する規定の見直しや仮想通貨のリスティングプロセスの変更など、更なるグローバル展開に向けた早めの対策を講じているようだ。

release date 2019.04.18

出典元:

ニュースコメント

拡大に伴いリスティング基準の運用に課題

ビットコイン(Bitcoin)のハードフォークにより、ビットコインキャッシュが誕生した2017年当初、コインベースは、同仮想通貨の取り扱いを行わない方針を示していたが、ローンチ直前になってその判断を覆している。これが機会損失につながったとし、不利益を被ったユーザーが、複数の集団訴訟を起こしており、今年初旬からその裁判が行われているという。今回の裁判では、自社のリスティング基準に違反したことが争点となっているが、コインベースの従業員がこの情報を利用して取引を行ったことから、インサイダー取引に対する追求が始まっている。厳格なコンプライアンスの実現を目指す一方、コインベースは、仮想通貨のリスティング強化も同時に行っているため、GDAX Digital Asset Framework(コインベースが採用するリスティング基準)の運用が、幾分曖昧になってきているようだ。匿名通貨のジーキャッシュ(Zcash)や、リップル社が管理する中央集権的な通貨のリップル(Ripple)の上場は、安全性に欠ける面や基準違反ではないかとの懸念が生じている。今後コインベースが、リスティング基準をどのように運用していくか、その動向に注目したい。


Date

作成日

2019.04.18

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bybitの新ローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場!参加方法やPlaybuxの独自トークンについて解説

Bybitのローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場します。PBUXは、エンターテインメントWeb3.0プラットフォーム「Playbux」の独自トークンです。計測開始日時は2024年4月18日午前9時からです。
New
update2024.04.18 21:00

XS.comが賞金総額100万円超のデモトレード大会「Lucky Contest」を開催!

海外FX業者のXS.comが、2024年4月29日よりデモトレード大会「Lucky Contest」を開催します。上位5名には総額100万円の賞金が贈られ、上位入賞を逃した方にも抽選で賞金が当たります。参加には事前のエントリーが必要です。
update2024.04.17 20:00

仮想通貨OMNIの将来性は?ロールアップを統合するレイヤー1ブロックチェーンについて解説

仮想通貨OMNIは、イーサリアムのロールアップを統合するブロックチェーン、Omni Networkのネイティブトークンです。Omni Networkを使用すると、イーサリアムの流動性とユーザーにアクセスできるグローバルアプリケーションを構築できます。
update2024.04.16 21:00

メタマスクにリップル(XRP)は送金できる?メタマスクの対応ブロックチェーンについて解説

メタマスク(MetaMask)は、複数の仮想通貨(暗号資産)を管理できる人気の高い仮想通貨ウォレットですが、メタマスクにリップル(XRP)は送金できるのでしょうか。
update2024.04.16 20:00

仮想通貨SUI(スイ)に対応したウォレットの作り方|ウォレットの種類や機能も解説

Mysten Labsが開発するレイヤー1ブロックチェーン「Sui Network」上では、さまざまなWeb3アプリが開発・提供されています。アプリを利用する際に必要となるのが、SUIウォレットです。主なSUIウォレットの種類や機能、作り方、SUIウォレットのリスクなどを解説します。
update2024.04.12 20:00

仮想通貨SAGAの将来性は?Web3開発者向けプラットフォームの評判や仕組みを解説

仮想通貨(暗号資産)SAGAは、レイヤー1プロトコルSagaのネイティブトークンです。Sagaは、開発者がWeb3プロジェクトを簡単にローンチできるプラットフォームとして機能します。
update2024.04.11 20:00

Titan FXが上限額なしのGW無限キャッシュバックキャンペーンを開催!

Titan FX(タイタンエフエックス)が2024年4月22日から「GW無限キャッシュバック」キャンペーンを開催します。入金額と取引量の条件を満たしたユーザーが、期間内であれば条件を満たす度に何度でも、上限額なしで無制限にキャッシュバックを受け取れるという内容です。
update2024.04.05 21:00

Mantle Rewards Stationとは?MNTステーキングの仕組みやmShardsについて解説

Mantleが「Mantle Rewards Station」というキャンペーンを開催しました。ユーザーは仮想通貨MNTをステーキングすると、mShardsというレシートトークンを獲得でき、将来的に仮想通貨ENAと交換できます。
update2024.04.05 20:30

IS6FXがウェルカムボーナスをリニューアル!

IS6FXが、新規ユーザーを対象とするウェルカムボーナスのリニューアルを発表しました。従来のウェルカムボーナスとは異なり、リニューアル後は初回から3回目の入金までボーナスが付与されます。
update2024.04.05 20:00

Milton Marketsが4月の55%入金ボーナスキャンペーンを開催!

海外FX業者Milton Marketsが、2024年4月30日まで55%入金ボーナスキャンペーンを開催します。キャンペーン期間中に入金すると55%のボーナスが付与され、最大55万円分のボーナスクレジットを獲得できます。
update2024.04.05 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル