Select Language

Fullerton Markets、BeGoldとパートナー契約を締結

Fullerton Markets、BeGoldとパートナー契約を締結

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.08 10:39
Fullerton Markets、BeGoldとパートナー契約を締結

update 2022.07.08 10:39

東南アジア地域で一層のプレゼンス向上を模索

海外FXブローカーであるFullerton Markets(本社:First Floor, First St. Vincent Bank Ltd Building James Street, P.O. Box 1574 Kingstown, VC0100 St. Vincent and the Grenadines[1])は3月19日、マレーシア企業BeGold(本社:Lot 6 Street Wing Sunsuria Avenue, Persiaran Mohagani, PJU5, Kota Damansara, 47810 Petaling Jaya, Selangor Darul Ehsan[2])にホワイトレーベル(顧客取引機能やバックオフィス機能を提供)サービスを提供するパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

この度のパートナー契約を通じ、BeGoldの顧客はFullerton Marketsが誇る取引インフラやFullerton Shieldと呼ばれる迅速で安全な顧客資産管理サービスにアクセスすることが可能となる。

ホワイトレーベルサービスの契約締結に際し、Fullerton MarketsのゼネラルマネージャーであるEugene Paik氏とBeGoldのCEOを務めるNazirah Ghazali氏が、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々は、BeGoldの全てのお客様に対し、銀行口座の分別管理、Fullerton Custodianによる独立した安心のカストディアンサービス、そして再保険会社であるロイズが開発した専門職業賠償責任保険及び犯罪保険が組み込まれた3段階に亘る資金管理システムを提供できることを喜ばしく思っております。またこの度のパートナー契約を通じ、BeGoldは自社の強みである分野により多くの時間と経営資源を投入することが可能となり、付加価値の高いサービスの提供や事業拡大を図ることができるでしょう。

Eugene Paik, General Manager of Fullerton Markets - Financemagnatesより引用

我々はクオリティ、信用、信頼こそ事業拡大を図るうえで非常に重要なビジネス価値を持つと見ております。Fullerton Marketsが示すFX事業の先行き見通しに共感すると共に、我が社のお客様に対する優れた顧客資産管理サービスやシームレスな取引環境の提供を期待して、この度のパートナー契約の締結に至りました。Fullerton Marketsにとっても、我が社が誇るマレーシアやインドネシアの強固な顧客基盤を活用することで、個人投資家に対するプレゼンスを一層向上させることができるでしょう。

Nazirah Ghazali, CEO of BeGold - Financemagnatesより引用

BeGoldは、Ghazali氏が家具の販売事業から手掛け始め、現在では衣類や農業、コスメティックスといった非金融分野の多岐に亘る商品を販売している。日本の楽天に似た非常にユニークなビジネスモデルを構築するFXブローカレッジファームだ。一方のFullerton Marketsはアジアにおいて強固なプレゼンスを確立しており、中でも東南アジア地域の国々では様々な企業と幅広い関係性を構築している。

欧州で規制強化がなされる中、マレーシアを含む東南アジア諸国は、経済が成長しテクノロジーに精通した人材を多く抱えており、リテールFXブローカーにとって市場開拓を図る戦略地域として位置づけられている状況である。足元ではシティグループがシンガポールでFXプラットフォームをリリース予定であるほか、Tool For Brokersがバンコクに新オフィスを開設し積極的に市場開拓を目論んでいる。Fullerton Marketsとしても、マレーシアに確固たる地盤を築くBeGoldと手を組むことで、マレーシアを始め東南アジア地域の個人投資家との取引拡大を期待できそうだ。

release date 2019.03.21

出典元:

ニュースコメント

手厚いサービスだけではないFullerton Marketの強みとは

Fullerton Marketは、かつてはニュージーランド最大の優良ブローカーといわれたが、昨年Fullerton Marketsはセントビンセントへ移転している。今後はその柔軟なライセンスを活かして幅広い地域、とりわけアジアをターゲットにするのではないかとの観測もあり、今回のパートナー契約はそれを裏付ける形になった。記事本文でも触れているが、Fullerton Marketは、銀行口座の分別管理、独立したカストディアン、ロイズを引受人とする専門職業人賠償責任・犯罪保険などが特徴のFullerton Shieldと呼ばれる手厚い顧客資産管理サービスを備えている。小規模であったりFX業界に参入したばかりの経験の浅いブローカーにとって、このような手厚い保護サービスを自前で構築することは容易ではないだろう。Fullerton Shieldについては公式サイトのFAQにより詳細な記載があるが、同社のFAQはとても充実している。また、LinkedInではCEOが情報発信を行うなど、単にサービスの良さだけでなく、わかりやすさや運営の透明性に対するこだわりを感じさせることは、顧客や関係者の多くに安心感を抱かせるのではないだろうか。BeGoldもこのような点を評価し、信用に足る企業との判断に至った可能性も考えられる。安心感を強みとしたFullerton Marketのアジア展開だけではなく、この提携によって「マレーシアの楽天」がどのように飛躍していくのか、両社の動向には今後も注目が必要だろう。


Date

作成日

2019.03.21

Update

最終更新

2022.07.08

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判

仮想通貨INITは、複数のアプリチェーンを統合するレイヤー1ブロックチェーン「Initia」のネイティブトークンです。当記事では、INITの将来性やSNSでの評判、Initiaの特徴などを解説します。
update2025.04.24 19:00

MT4初心者必見!FX自動売買EAバックテストのよくあるトラブルと対策集

バックテストをした際にEAを選択できない、途中でテストが止まる、結果が安定しないなどの症状が発生することがあります。本記事では、バックテストをした際に発生する症状別に対処方法を解説します。
update2025.05.13 19:00

Vantage Tradingで出金拒否やトラブルが多発中?SNSで報告相次ぐ原因とは

Vantageで原因不明の出金拒否が、多数発生している声を取り上げていきます。Vantageで出金拒否が発生する理由や実際にVantageへ問い合わせた際の回答などもあわせて紹介していきます。
update2025.05.16 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル