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Beeks、BeQuantと提携

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update 2021.08.31 15:27
Beeks、BeQuantと提携

update 2021.08.31 15:27

仮想通貨関連サービスの拡充を模索

仮想専用サーバー(Virtual Private Server, VPS)やコロケーションサービス(データセンターサービス)を提供するBeeks Financial Cloud(本社:Phoenix House Pegasus Avenue Phoenix Business Park Paisley PA1 2BH[1])【以下、Beeksと称す】は2月28日、英国・ロンドンとマルタを拠点に仮想通貨取引所を運営するBeQuant Exchange【以下、BeQuantと称す】とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

Beeksはこの度の提携を通じ、BeQuantに対し、レイテンシー(遅延時間)を短縮するインフラストラクチャーである近接ホスティング(proximity hosting)と安定性があり高性能を誇る物理サーバーであるベアメタルサーバー(bare metal server)を提供する。これにより、低レイテンシーを望むBeQuantの顧客は、安定した高速アクセス取引が可能となるとのことだ。なお、Beeksはインターコネクション(相互接続)とコロケーションサービスのグローバルリーダーであるエクイニクスともパートナー契約を締結している。そこでこの度のBeeksによるBeQuant向けサービスは、BeeksがロンドンにあるエクイニクスLD4データセンターを活用したホスティングサービスを提供し、BeQuantの仮想通貨取引プラットフォームであるマッチングエンジンに直接クロスコネクト接続することで実現させるという。Beeksでは現在、グローバルに9つのエクイニクスデータセンターを活用し、信頼性・安全性の高いネットワーク環境を構築しているとのことである。

BeeksとBeQuantの提携に際し、BeeksのCEOであるGordon McArthur氏とBeQuantのCEOを務めるGeorge Zarya氏及びエクイニクスの業務開発部門ディレクターであるEleni Coldrey氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社はお客様に対し、最高水準の高速アクセスを可能とする独自性あるサービスを提供しております。そして仮想通貨市場が拡大を続けている中、この度仮想通貨取引所を運営するBeQuantとパートナー契約を締結できたことを喜ばしく思っております。

Gordon McArthur, CEO of Beeks - London Stock Exchangeより引用

機関投資家の間でデジタル資産への関心が高まりを見せております。そのため、我々を含め仮想通貨関連ビジネスを手掛ける業者は、機関投資家に対し付加価値の高いサービスを提供する必要があります。我が社はBeeksとの提携を通じて、今後もコンプライアンスを遵守し透明性や信頼性が高く、且つ効率的な仮想通貨取引所を運営していく考えであります。

George Zarya, CEO of BeQuant - London Stock Exchangeより引用

BeQuantは、ニューヨークや東京、ロンドンといった主要市場へのアクセスが可能で、且つリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)やマーケットデータを提供する業者を含むFX市場へのインターコネクションも提供しております。そしてBeQuantがBeeksと提携することで、更に付加価値の高いサービスを提供し、将来的にグローバルベースで積極的な取引機会を生み出すものと考えております。一方で、我が社のデータセンターを活用するBeeksは、グローバルにネットワーク拠点を設け、仮想通貨市場で求められている高いスケーラビリティ(拡張性)と信頼性があり低レイテンシーのコネクティビティサービスを提供しております。

Eleni Coldrey, Director of Business Development at Equinix - London Stock Exchangeより引用

現在は高速で自動売買を繰り返す取引が市場の主流となっていることから、Beeksが安定した高速アクセスを可能とする付加価値の高いサービスを提供することで、一層の顧客との取引拡大が期待できそうだ。

release date 2019.03.01

出典元:

ニュースコメント

低レイテンシーでサービスの安定化に期待

英国を拠点として活動するBeeks Financial Cloudは、FX、株式、債権、先物取引、仮想通貨関連の金融商品の自動取引を行うことができる低レイテンシーを実現したインフラストラクチャープロバイダーである。同社は業界に新しいソリューションを提供することを目的として掲げており、ブローカー、ニュース提供者、取引所など企業と業界がリアルタイムでつながるサービスを提供することだとしている。同様のサービスはすでに存在しているものの、業界全体に統合的に取り組んでいるBeeks Financial Cloudでは、コストやサービスの充実さは群を抜いている。一方、今回パートナーとなるBeQuant Exchangeは2012年からブロックチェーン業界に参入を果たし、信頼性が高く、高速で強力なプラットフォームソリューションを市場に提供している。提携により両社のサービス向上が加速すれば、どれほど顧客獲得を拡大できるのか注目していきたい。


Date

作成日

2019.03.01

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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