Select Language

iSignthis、ADIライセンスの取得に向け大きく前進

iSignthis、ADIライセンスの取得に向け大きく前進

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:27
iSignthis、ADIライセンスの取得に向け大きく前進

update 2021.08.31 15:27

2019年第2四半期初頭にADIライセンスの取得を目指す

決済及び本人認証テクノロジーサービスを提供するiSignthis Ltd(本社:456 Victoria Parade, East Melbourne, Melbourne, Australia, VIC 3002[1])【以下、iSighthisと称す】は2月7日、中核銀行システムの第3者認証を受けたことにより、オーストラリアの預金取扱金融機関(Authorised Deposit-taking Institution)【以下、ADIと称す】ライセンスの取得に向け進捗が見られたと発表した。

iSignthisでは、子会社のiSignthis eMoney(AU)Pty Ltdを通じ、 オーストラリアの金融監督当局であるオーストラリア健全性規制庁(Australian Prudential Regulation Authority)【以下、APRAと称す】に、ADIライセンスの取得に必要となるPurchased Payment Facility(PPFプロバイダー)として銀行サービスの提供を行うための申請を行っていた。APRAでは、ADIライセンスの取得を望む全ての企業に対し、有効に機能する中核銀行プラットフォームの実証を行うよう求めているが、iSignthisではこの条件を満たすべく、2018年9月、中核銀行プラットシステムを提供するProbanx Coreplusの買収を実現している。

更に、ADIライセンスの取得を望む全ての企業は、APRAが求める基準を満たすために、中核銀行システムをコンプライアンス遵守の下で運用していることを立証する、第三者認証を受けることを求める健全性基準CPS234に対応しなければならない。そこでiSignthisは2月7日、監査役のGrant Thornton Australia LtdとITセキュリティ監査役であるSecurity Centric Pty LtdよりProbanx Coreplusの中核銀行プラットフォームの運用に向けた第三者認証レポートを取得し、APRAへの提出を完了させた。これらのことから、iSignthisがADIライセンスの取得に向け粛々と手続きをクリアしていることが伺えよう。

iSignthisのCEOであるJohn Karantzis氏は、既にProbanx Coreplusプラットフォームの取得代金は支払い済みであると伝えている。またiSignthisも、ADIライセンス取得に向けたプロセスは順調に進捗し、残り僅かな手続きを行うのみであり、2019年第2四半期初頭にADIライセンスの取得を目指すとコメントしている。

なおiSignthisでは、オーストラリア4大銀行の1つとして知られるナショナルオーストラリア銀行(National Australia bank)【以下、NABと称す】と近く協働関係を解消することに対応すべく、VISAやマスターカードといった複数のカード会社などと新たなパートナー契約を締結してもいる。NABでは、FXやCFD、株式、バイナリーオプションの決済サービスから撤退する意向を示している模様だ。

iSignthisは、非常に合理化された決済及び本人認証テクノロジーサービスを提供しており、PaydentityとISXPayという2つの主力商品を展開している。中でもISXPayの顧客のほとんどは、CFD・FXブローカーとマーケットメイカーだと言う。またiSignthisでは、小売商向けに、決済や本人認証テクノロジーの有効活用を図るべく、エンドツーエンドでオンボーディングサービス(新規ユーザーをサービスに適応させるプロセス)の提供も行っている。

release date 2019.02.08

出典元:

ニュースコメント

主要カード会社との提携を進めるiSignthis

オーストラリアを拠点とするiSignthisのペイメントサービスであるISXPayは、おもにCFD及びFX市場で多く利用されている。今まで提携先となっていたナショナルオーストラリア銀行との業務提携終了が2019年4月30日と迫るなか、先日、ISXPayは支払いプロセスについてクレジットカードのVisaやマスターカードなど主要な国際ブランドのクレジットカード会社と新たな契約を取り決めたことを発表した。今後ISXPayは、マスターカードのほか、ダイナース/ディスカバーカード(2019年4月下旬予定)、中国銀聯(ぎんれん)/ユニオンペイカード(2019年7月下旬予定)、アメリカンエクスプレス(2019年4月下旬予定)のプリンシパルアクワイアラ(クレジットカードを取り扱う加盟店の管理などを行う企業)となって活動を行っていくこととなり、ユーザー層拡大が見込まれるだろう。


Date

作成日

2019.02.08

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからコインチェックに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについても解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からコインチェック(Coincheck)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.17 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル