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MetaTrader、Fintezaの広告分析サービス開始

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update 2021.08.31 15:27
MetaTrader、Fintezaの広告分析サービス開始

update 2021.08.31 15:27

ユーザーは効果的な広告戦略が可能に

MetaTrader 4(MT4)やMetaTrader 5(MT5)のプラットフォームを開発するロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.は、ウェブ分析とオンライン広告関連サービス事業を運営するFinteza(本社:Office 601, 6th Floor, Vashiotis Sea Front Building, 28th October Street, 365, 3107, Limassol, Cyprus[1])の広告分析サービスを開始したことを発表した。

このシステムを利用することで、イベント(ウェブサイト上で発生する購入や登録といった各種アクション)のトラッキング(追跡)や、コンバージョン(ウェブサイトにおける商品購入などの目標達成、成果)の管理が行えるようになる他、効率的な広告配信を行うこともできるようになるという。システム利用登録は誰でも行うことが可能で、システムアカウントを保有することにより、トラフィック分析や広告キャンペーン管理なども無料で利用することができるようになるとのことだ。

Fintezaが提供するシステムでは、顧客の行動パターンに関する詳細な統計データを収集すると共に、取得したデータを基に自動的にリアルタイム分析レポートを作成できるため、このシステムを利用するユーザーは、分析情報を基に、より正確にターゲットとすべき閲覧者を知ることができる一方、非効率な広告チャネルを重要視する必要がないため、より効果的な広告戦略を打ち出す手助けとなるツールと言えよう。

また、Fintezaの広告分析システムは、ソフトウェアをインストールした人数やトラフィックソース、リピーター比率、ユーザーのキーアクションなどの分析を行うことができ、特にモバイル関連ソフトウェア開発者にとって多くのメリットをもたらすことが見込まれる。このシステムを利用することにより、如何にして顧客がアプリケーションソフトを見つけ、何度インストールし、どのくらいの頻度でアプリを開き、どのようなアクションを起こしたか、コンバージョンはどのくらいかなど、効果的なマーケティング戦略を実行していく上で必要となる情報を詳細に知ることができるようになる。ユーザーはこれらの情報を得ることで、より低価格な商品を提供したり、より効率的に広告宣伝費用を抑えたり、自社もしくは商品・サービスに対する顧客の関与度を高めることに繋げられよう。

Fintezaの広告分析サービスはほかにも、広告主もしくはサードパーティのウェブサイト管理者のいずれもが、広告配信管理を行うことができるため、ITの専門家を雇う必要もなくなるという。サービス利用者は、広告バナーやランディングページ上の特定の広告を閲覧する人数やクリック率(Click Through Rate, CTR)、デバイスやオペレーティングシステム、ブラウザの情報、地理的な位置情報、使用言語、個別のウェブサイトやページ、広告枠の統計データに至るまで詳細なレポートを手に入れることができるようになるのだ。

Fintezaは、マーケティングの専門家やモバイル関連のソフトウェア開発者、そしてウェブサイト管理者がビジネスを遂行していくうえで直面する様々な課題の解決に取り組む企業である。Fintezaの広告分析システムは、他の一般的に利用されているウェブ分析アプリケーションと差別化を図る3つの特徴を備えている。まず一般的なサービスでは、欠点ともいうべき大規模に亘るデータ近似が行われ、ユーザートラフィックはほんの一部分しか分析が行われないことから、残りは外挿法(既知の事柄から予想する手法)による推定にすぎない。これではデータの精度という面で信頼性が劣ることになるため、Fintezaではこのようなデータサンプリング手法を用いていない。2つ目の特徴が、Fintezaの広告分析システムを利用することで、ウェブサイトから収集した情報をリアルタイムに、且つより正確なデータを得ることが可能であることが挙げられる。3つ目の特徴として、自動的に広告トラフィッククオリティ(異常なアクティビティや無効トラフィックなど)を測定することもできるため、Fintezaの広告分析サービスを利用するユーザーは、より効率的・効果的な広告戦略を策定することが可能となるであろう。

release date 2018.11.15

出典元:

ニュースコメント

取引ツール以外のサービスも展開するMetaQuotes社

世界中のトレーダーに愛用される高性能無料取引ツール、MT4とMT5の開発元と知られるロシアのMetaQuotes(メタクォーツ)社は、FX取引を行うプラットフォーム以外にもサービスを展開している。この度サービスを開始したFinteza広告分析システムのほかに、先日新たにスタートしたMetaQuotesの経済指標カレンダーでは、米国、EU(欧州連合)、日本、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、中国といった最大9か国の金融関連ニュースや経済指標を確認することができる。また、MQLプログラマー向けの世界最大のフリーランスサイトMQL.comを運営しており、サイトには1,000人以上の開発者が登録し、2018年10月に受注完了数が50,000件に達したことが報告されている。同社の主軸サービスはもちろんMT4およびMT5のトレーディングツールではあるものの、トレーダーのための派生サービスを展開していくことにより、ユーザー数の拡大もより一層見込まれるだろう。


Date

作成日

2018.11.15

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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