Select Language

CMC Markets、IRESSと提携

CMC Markets、IRESSと提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.01 13:01
CMC Markets、IRESSと提携

update 2022.06.01 13:01

注文管理システムを合理化しより利便性の高いトレード環境を目指す

英国の大手FX・CFDブローカーであるCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London EC3A 7BX[1])【以下、CMC Marketsと称す】は、金融テクノロジープロバイダーであるIRESS Limited(本社:Level 18, 385 Bourke Street Melbourne, Victoria 3000 Australia[2])【以下、IRESSと称す】と提携し、注文管理システム(Order Management System)【以下、OMSと称す】の合理化を図ったことが明らかとなった。

この度の提携により、CMC MarketsのプライムFXプラットフォームが補完され、IRESSが提供するグローバルベースのトレーディングコネクティビティと、IRESSネットワーク上の数多くのカウンターパーティへのアクセスが可能となった。これにより、今後CMC Marketsの機関投資家部門の顧客は、プリトレードリスクやポジション、ポートフォリオ、証拠金、オーダールーティング(注文転送)、そしてワークフローそれぞれの管理を効率的に行えるようになるほか、IRESSが提供するオンライントレーディングブラウザーであるViewpointを利用することもできるようになる。さらには、トレード環境のカスタマイズや取引ツールの改良を行ったり、20か国超の9,000を超える株式CFDへ容易にアクセスすることも可能となるため、非常に利便性が高まることが期待できる。

一方、ブローカーにとっては、完全に統合されたOMSにより、注文と執行管理が効率化されるため、マルチプルな、もしくは古い機能を備えたトレーディングシステムを使わずとも、広範なリクイディティへアクセスするスマートオーダールーティング(複数の市場から最良価格を提示する市場を自動的に選択し、売買を執行する注文方法)を活用し、より効果的な注文管理を行えるようにもなる。

CMC MarketsとIRESS共同でのOMSの合理化に際し、CMC Marketsの機関投資家部門ヘッドであるRichard Elston氏と、IRESSのウェルス・トレーディングシステム部門ヘッドであるGlenn Wilson氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

プライム・デリバティブ機能をプラットフォームに追加するにあたり、その分野で様々な高付加価値サービスを提供するIRESSとの提携は良い選択であると考えています。全てのアセットクラスに亘るプライムブローカレッジサービスへのアクセスを行うことは、規制の変更やリスク管理手法の進展により、近年はより難しくなっております。IRESSのテクノロジーを活用することで、我々のお客様はダイレクトにマーケットへアクセスしたり、アルゴリズムトレードを利用することができるようになります。また、IRESSのOMSによって全ての注文が管理されると共に、広範なプレトレードリスク管理を行うことも可能となります。我々は、既存のプライムFXプラットフォームを補完すると共に、広範なカウンターパーティへのアクセスも可能とし、且つ包括的でマルチアセットクラスソリューションを利用できるようにするため、新たなプライム・デリバティブ機能を提供できることを喜ばしく思っております。

Richard Elston, Head of Institutional at CMC Markets - Finextraより引用

我々は、CMC Marketsの注文管理機能を高めるために協働できたことを喜ばしく思っております。我々の革新的なトレーディングソリューションを利用することで、CMC Marketsは機関投資家やプロフェッショナル顧客に対し、彼らのニーズを満たす高水準のトレード環境を提供することが可能となるでしょう。IRESSのテクノロジーによって実現するオープンアクセスモデルにより、CMC Marketsはお客様にIRESSのOMSとFIX端末やAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)をダイレクトに統合した取引環境を提供することができるようになります。

Glenn Wilson, Head of Wealth & Trading at IRESS - Finextraより引用

CMC Marketsの機関投資家部門では、ダイレクトAPIやプライムAPI、フロントエンドプラットフォームを活用し、CMC Marketsが誇る高性能なテクノロジーの利用需要のある銀行やヘッジファンド、ブローカー向けに、株式や株価指数、FX、コモディティデリバティブなどマルチアセットクラスの商品提供を行っている。一方でIRESSは、オーストラリアを地盤とするソフトウェア企業として、ソフトウェアシステムの開発と、金融市場やウェルスマネジメント向けサービスを手掛けている。

release date 2018.11.09

出典元:

ニュースコメント

OMSとは

取引注文管理システム(OMS)とは、Order Management Systemの略で、トレーディング・ディーリングツールの一つであり、ブローカー側では金融商品の注文、保有ポジションの管理やパフォーマンスのモニタリング機能を持つほか、リスクチェックなどの機能も持ち合わせたシステムとして活用されている。一方、機関投資家側では、主にファンドマネージャーなどによる注文案の作成や、コンプライアンスチェックなどをサポートするものとして機能する。昨今の金融商品やトレーディング手法の多様化、また高度化に対応するべく、トレーディング・ディーリング業務の効率化を図るため、金融業界での導入が進んでいる。 先日、CMC Marketsは仮想通貨CFDを拡大するなど、需要が高まる仮想通貨のコモディティデリバティブの提供へも力を入れている。この度の提携により、CMC Marketsの注文管理機能が高まり、これまで以上に利便性の高い取引環境となることが期待される。


Date

作成日

2018.11.09

Update

最終更新

2022.06.01

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

SNSでステーブルコイン利息の議論が勃発!Bybitで手軽にUSDT等を高利回り運用

ここ最近、SNS上ではステーブルコインの利回りに関する活発な議論なども見られます。本記事では、SNSで話題となった議論を整理しつつ、Bybitでのステーブルコインの運用方法や、海外FXとの仮想通貨入出金ルートの全体像などをまとめます。
update2025.10.01 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも

みんなの銀行の口座を実際に凍結・解約されたトレーダーから当サイトに寄せられた情報をもとに、解約までの流れを一部始終紹介します。海外FXユーザーにとって、銀行口座凍結は決して他人事ではありません。海外FX利用時に注意すべき送金パターンも説明します。
update2025.08.12 19:00

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル