Select Language

oneZero、MT5ブローカー向けマーケットデータモデュールを開発

oneZero、MT5ブローカー向けマーケットデータモデュールを開発

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:22
oneZero、MT5ブローカー向けマーケットデータモデュールを開発

update 2021.08.31 15:22

取引市場データのレポーティング・モニタリング等を自動化

ブローカー向けリクイディティハブやMetaTrader向け技術ソリューションを提供するoneZero Financial Systems(本社:196 Broadway Cambridge MA 02139[1])【以下、oneZeroと称す】は、ロシアのソフトウェア会社MetaQuotesが開発したMetaTrader5【以下、MT5と称す】プラットフォームを導入するブローカー向けに、Market Data Sentinelと呼ばれる新たなマーケットデータ関連モジュールを開発したことが明らかとなった。

ブローカーは、Market Data Sentinelを活用することにより、MT5プラットフォーム上で取引所関連データの取得・計算・管理などを自動化することが可能になる。また、ユニークなメトリック(基準)やMT5のパラメータ(指標)に基づいた報告書や図表を作成することで、レポーティング・モニタリング・アカウンティング(経理、会計)業務を合理化できると共に、規制当局へ提出する報告書の作成も容易になるということだ。ブローカーにとっては、取引市場データの活用や顧客向け取引所手数料の適用といったビジネス上の重要な決断を下すうえで手助けとなるツールと言えよう。

MT5ブローカー向け新モデュールのリリースに際し、oneZeroのCEOであるAndrew Ralich氏は、以下のようにコメントしている。

MT5プラットフォーム上で取引所関連マーケットデータのレポーティングやモニタリングへの需要が高まっており、この度そのニーズを満たすべくMarket Data Sentinelをリリースできたことを喜ばしく思っております。現在、我々のリクイディティハブを利用しているか否かを問わず、全てのMT5を導入するブローカーにとって、Market Data Sentinelを活用し業務を自動化することで、従来は時間のかかるマニュアルのワークフローを効率的に処理することができるようになります。また、Market Data Sentinelの開発は、お客様と市場が求めるニーズに継続的に応えていこうとする我々の意思の表れでもあります。お客様がベストを尽くし事業拡大に注力する際に生まれたニーズを的確に捉えサポートしていくために、我々は常に優れた技術開発の活用を試みております。

Andrew Ralich, CEO of oneZero -
Mondo Visione
より引用

oneZeroは2018年に入り、英国の大手FX・CFDブローカーであるCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London EC3A 7BX[2])とのパートナーシップ締結や様々なツール開発を手掛けるなど、足元の数か月ほどでもヘッドラインニュースとして数多く取り上げられるほど活発な動きを見せている。ちょうど数か月前には、oneZeroが提供するリクイディティハブをアップデートしたことを発表しており、機関投資家とB2B(ビーツービー、法人)顧客向け新機能を追加したことで、より使い勝手が良く機能性を高めたサービスを提供できるようになった。ブローカーやサードパーティーの開発者にとっては、oneZeroプラットフォームとREST API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を連携させることで、REST APIエンドポイント(端末)を活用し、リアルタイムでの取引市場データの取得などを完全に自動化させることも可能である。これにより、oneZeroの顧客はサードパーティーを通さずとも取引市場データを確認できるプラットフォーム設定を行うことが可能となると共に、ブローカーにとっては、従来よく使われていたFIX端末に接続せずともリクイディティフィードを顧客へ提示することもできるようになる。

レポーティングサービスに関連したソリューション開発は、規制当局による規制基準に対応するべくブローカーからの需要が高まっており、つい最近ではTRActionがレポーティングサービスを開始しているほか、8月にはTools For BrokersがBBIにレポーティング機能を追加したことを発表している。今後も規制基準に対応できるソリューション開発が激化していくことが予想される。

release date 2018.11.07

出典元:

ニュースコメント

強力なエコシステムへのアクセスを提供するoneZero

oneZeroは、マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を持つテクノロジー・ブリッジプロバイダーであり、海外FXブローカーやテクノロジー企業向けに最先端のソフトウェアを提供している。FX、コモディティ、先物市場向けのソフトウェアソリューションの設計・開発を行い、世界中のブローカー、ファンド、銀行、およびその他の金融および商品市場参加者へ向けサービスを展開している。 oneZeroのエコシステムは、ブローカー、プライムブローカー、およびヘッジファンドのグローバルネットワークに対するマルチアセットクラスのリクイディティの流通チャネルで、金融機関はoneZeroのリクイディティハブを通じて、エンドカスタマーに途切れなく流動性を提供することが可能になる。すでに180を超える市場参加者がoneZeroのエコシステムに加わっており、今年の10月にはADMISがoneZeroのエコシステムに参画したことで、更に高付加価値なサービス提供ができるようになった。この度のMarket Data Sentinelのリリースにより、oneZeroの優れた取引技術パフォーマンスがさらにアピールされることは間違いないであろう。


Date

作成日

2018.11.07

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル