Select Language

ブロックチェーン社が1億ドル以上のステラをエアドロップ

ブロックチェーン社が1億ドル以上のステラをエアドロップ

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:22
ブロックチェーン社が1億ドル以上のステラをエアドロップ

update 2021.08.31 15:22

自社ウォレットサービスをユーザーに向け今週にも無料配布

仮想通貨のウォレットサービスを展開するBlockchain Luxembourg S.A.【以下、ブロックチェーン社と称す】は、自社ウォレットのユーザー向けに仮想通貨史上最高額となる、1億2,500万ドル(約140億円)相当のステラ(Stellar)をエアドロップすることを今月6日に発表した。今回のエアドロップでは、1人当たり25ドル分のステラが配布されるようだ。

ブロックチェーン社は、先月よりエアドロッププログラムを開始しているが、その最初のパートナーがステラとなった。ステラーを選んだ理由として、ブロックチェーン社のCEO Peter Smith氏は、スケーラビリティの高さと活発に成長するエコシステムにあると言及している。ステラをエアドロップすることで、効果的にユーザーベースを拡大し、仮想通貨自体の普及につなげることが目的であるとみられているが、ブロックチェーン社としては、ユーザーが仮想通貨の利用を気軽に試す絶好の機会と捉えているようだ。

Smith氏は、ブロックチェーン社が行ってきた仮想通貨業界での取り組みについて、以下のようにコメントしている。

ここ5年間でみれば、ユーザーに20ドルの仮想通貨を配布して仮想通貨取引を試してもらい、ユーザーが新しい金融システムのすばらしさを実感してくれることに喜びを感じておりました。しかし、このようなプロジェクトは何百万もの人々に対し頻繁にできるものではなく、我々は仮想通貨取引の普及に向けた最善の方法について検討してきました。

Peter Smith, CEO at Blockchain Luxembourg S.A. -
Coindesk
より引用

ブロックチェーン社は、現在、非営利団体のcharity: water、スタンフォード大学の新興テクノロジーイニシアチブ、テクノロジー支援団体のcode.org、XLMの開発を進めるNetwork for Goodなどとの提携を進めている。[1]ステラ財団の協同設立者であるJed McCaleb氏は、今回のエアドロップはデジタルエコノミー拡大のための重要な鍵となると発言しており、ステラを無料で配布することでどのようなサービスを構築する必要があるのかが見えてくるという。また、積極的なステラの利用は、ブロックチェーン社の約3000万人にも上るユーザーベースを強化し、サービスの有用性を増すことが期待されている。

release date 2018.11.07

出典元:

ニュースコメント

流行するエアドロップによるマーケティング

エアドロップは、仮想通貨の新しいマーケティング手法として今では広く実施されている。ユーザーは、何らかの条件を満たすことで、無料で仮想通貨を手にすることができるため、お得なキャンペーンとして注目を集めやすい。今回のブロックチェーン社のように、口座開設が条件となっている場合は、ユーザーベースを拡大する大きなチャンスとなる他、ステラ財団などの運営側にとっても知名度を向上させる格好の機会となる。近年、このエアドロップによるマーケティングは大規模化しており、新しいICOなどは、エアドロップ向けにあらかじめ発行する通貨のリザーブを割り当てているものもある。今年10月に大手マイニングプールのViaBTCがビットコインキャッシュによるICOで3,000万ドルもの資金調達に成功したことが報じられたが、そのViaBTCも資金を確保してエアドロップを実施し、仮想通貨に対する需要の拡大を図っている。詐欺など懸念される側面もあるICOだが、こういったキャンペーンはユーザーベースの裾野を広げる活動としては非常に有効だと言えるだろう。


Date

作成日

2018.11.07

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからコインチェックに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについても解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からコインチェック(Coincheck)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.17 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル