Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

香港、仮想通貨ファンド等を対象とした規制を検討

香港、仮想通貨ファンド等を対象とした規制を検討

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:22
香港、仮想通貨ファンド等を対象とした規制を検討

update 2021.08.31 15:22

ライセンスやサンドボックス制度による新しい試み

今月1日に香港の証券先物事務監察委員会(Securiteis and Futures Commission)【以下、SFCと称す】は、仮想通貨ファンドや関連事業者、取引所を規制するためのライセンス制を軸とした新しいルールの概要を2つの文書にて公開した。

SFCが公開したひとつめの文書では、香港内の高まる仮想通貨などのデジタル資産に対し、投資家によるリスクへの関心が高まっていることから、市場の安全性を確保することを目的に事業者にライセンスの取得を課すことが提案されている。[1]この案は、仮想通貨ファンドを包括的に管理する新しい試みで、香港内で仮想通貨を含むファンドを取り扱う場合、それが証券や先物商品などに該当するか否かとは関係なく、事業者はライセンス申請が義務化されるというものだ。既にライセンスを取得している事業者に関しても、仮想通貨ファンドを運用している、または、その計画があればSFCへの届出が必須となるという。

また、この規制案は、仮想通貨取引所を規制するフレームワークの制定にも及ぶもので、SFCは、取引所にもライセンスの取得を義務付ける考えだ。ライセンスは、当局が定める基準を満たすことを条件に発給され、既存の取引所においても、基準を満たさない場合は、期限内での改善が求められるという。SFCは、このライセンス制の次のステップとして、規制の緩和策となるサンドボックス制度への移行を検討しており、自由で健全な市場環境の構築を目指しているようだ。この取引所のライセンス制度が開始されるまでは、少なくとも12ヶ月の期間を要する見通しとなっており、審査に関する情報は事前に公開される予定である。

ふたつめの文書では、仮想通貨ファンドを販売、広告する仲介業者に関しての規制案として、SFCが定める行動規範に則った運用が提案されている。SFCは、いかなる状況下においても、仲介業者は顧客に対し必要な情報を明確にわかりやすく伝える義務があるとの方針を示しており、それと併せて、ファンドや管理体制を監査する必要性を提唱している。もし、仲介業者による十分な管理が行われない場合は、ライセンスの剥奪や懲罰の可能性もあることが予測される。

SFCは、仮想通貨市場の投資家が、Securities and Futures Ordinance(SFO)の保護下になく、仮想通貨取引所やその他の事業者が規制の対象外となっていることを懸念しており、ボラティリティの高さや低い流動性、サイバーセキュリティ、資産保護の安全性、マネーロンダリング、テロ資金供与、詐欺などに由来するリスクに警笛を鳴らしている。デジタル資産を、電子的に価値を示すことができるものと広く定義することで、SFCは、具体的に仮想通貨、仮想通貨、デジタルトークンなどと呼ばれるもの全般を規制する構えだ。当局は今回、新しい尺度を持って規制にあたるとしているが、新ルール発効までの香港市場の動きにも注目が集まる。

release date 2018.11.02

出典元:

ニュースコメント

自由経済の恩恵を受けてきた香港市場での規制

香港は、中国でも比較的自由な経済活動を行うことが許可された経済特区で、仮想通貨業界に限っていえば、世界中の取引所やブロックチェーン企業が進出している。特に中国本土からの資本を後ろ盾とする企業にとっては都合の良い地域で、昨年9月に中国がICOを禁止し、仮想通貨に対する否定的な姿勢を強めてからは、主な取引所の移転先となっている。先月報道された、中国大手仮想通貨取引所であるBTCCの韓国市場進出や同じく中国大手取引所であったHuobiが香港へ本拠を移すなど、大手取引所はより仮想通貨に寛容的な地域へ拠点を移すことで事業の存続に繋げている。こうした事情から、香港の仮想通貨市場は大きな盛り上がりを見せているが、この度のSFCによる規制はこの活気ある市場に暗い影を落としかねない。SFCもその点を考慮して、サンドボックス規制など、極力市場の自由に干渉しない方法での顧客保護を目指しているが、地域内の事業者への影響は必至であろう。日本では、取引所のライセンス制を義務化したのちに大型のハッキング被害に見舞われていることから、有効性にも疑問が残ると言える。香港当局はどの様な決断を下すのか、引き続き動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2018.11.02

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

日本撤退の布石?Exnessがコピートレードの段階的廃止を発表

Exnessが、コピートレードサービスを2026年3月から段階的に廃止することを発表しました。SNS上では「日本市場からの撤退に向けた動きではないか」との憶測も一部で広がっているようです。同社の日本撤退が噂されるようになったのは、今回が初めてではありません。本記事では、Exnessの日本撤退の噂が取り沙汰されるようになった背景を説明します。
update2026.03.02 19:00

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

【3/1まで】仮想通貨デビューにぴったり!Vantage Tradingが仮想通貨限定100%入金ボーナスキャンペーンを開催

Vantage Tradingが、仮想通貨入金限定の100%入金ボーナスキャンペーンを開催中です。キャンペーン期間中に対象口座へ仮想通貨で入金すると、入金額と同額のボーナス(最大500ドル)が付与されます。さらに、通常の20%入金ボーナスとの併用も可能なため、1度の入金で最大120%のボーナスを受け取れます。
update2026.02.26 19:00

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応!出金の優先順位に注意

XMTradingが仮想通貨での利益の出金に対応しました。ただし、従来通り出金の優先順位に従って、入金分を先に出金しなければ利益を出金することはできません。本記事では、対応している仮想通貨や出金する際の注意点を説明します。
update2026.01.09 19:00

Bitgetからbitbankに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、Bitgetからbitbankに仮想通貨を送金してみました。送金してみた率直な感想は、アドレスの入力ミスなどに気をつければ送金作業自体は特に難しくないというものでした。この記事では送金手順や送金手数料、おすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.02.20 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない