Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

FCA、ブレグジット後の詳細な規制策に関する諮問書を公表

FCA、ブレグジット後の詳細な規制策に関する諮問書を公表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.27 17:38
FCA、ブレグジット後の詳細な規制策に関する諮問書を公表

update 2022.01.27 17:38

EU規制下の金融機関に金融パスポート継続措置が付与される見込み

英国の規制機関である英国金融行動監視機構(The UK Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】は、英国金融業界から最も関心が高いブレグジット(EU離脱)後の詳細な規制策に関して、2通の公式諮問書を公表した。

昨年、FCAはパスポーティング制度をEU離脱後も継続する声明を発表していた。この度公表された両書面は、EEA(European Economic Area、欧州経済地域)諸国からパスポーティング制度を活用して、英国内で事業を営む金融機関や電子マネー事業者(Electronic Money Institution)、決済サービスプロバイダー、ファンドマネージャーなどを対象にしており、ブレグジット交渉に関して最悪のシナリオである、EU離脱の期限とされる2019年3月29日に移行期間のない合意なき離脱が行われる可能性も想定した提言となっている。

FCAは、現在パスポーティング制度を利用して英国内で事業を営むEEA諸国の金融機関や投資会社が、英国のライセンスを取得しスムーズに移行が行えるよう努めており、英国内での金融業とデジタル通貨業を可能とする金融パスポート継続措置(Temporary Permissions Regime)においては、EEA諸国の金融機関や投資会社がどのような手続きを踏むことで、英国内にて事業を継続できるか指し示している。また、諮問書においても金融パスポート継続措置がどのように機能するか、また、今後英国内で事業を営もうとする金融機関や投資会社にとって必要となる事項も詳細に記載されている。[1]この金融パスポート継続措置は、移行期間のない合意なき離脱となった場合にのみ、2019年3月29日から適用される予定となっている。

また、FCAは規制策の適用初日から金融機関が求められる事項を遵守できるよう必要に応じた適切な策を講じており、EEA諸国のライセンスを保有し、英国内で事業を営もうとする金融機関に対して、英国のライセンスを申請するための時間的猶予を与える予定であるほか、現行の規定を可能な限り維持することを目指している。なお、顧客保護を目的とした金融サービス補償スキーム(Financial Service Compensation Scheme, FSCS)のように、場合によっては企業に対し追加の規制スキームの適用を求めるとのことだ。

諮問書においては、FCAハンドブックと拘束力を持つ技術的基準(Binding technical Standards, BTS)の改正にも主眼が置かれ、ブレグジットの時点でこれまで準拠されてきたEU法に代わり、英国法が適用される見込みである。その際には、現行の英国法がブレグジット時に効果的に機能するよう、英国政府が法改正を行う必要があるだろう。

FCA国際部門のエグゼクティブディレクターであるNausicaa Delfas氏は、以下のようにコメントしている。

我々は、ブレグジットに関して様々なケースを想定しているものの、仮に2019年3月に移行期間のない合意なき離脱となれば、非常に厳格な規制策を適用初日から講じることになる可能性があります。また、ブレグジットに備え様々な想定をし体制を整備してきており、国をまたぎ多様な業種の企業が英国内で事業を営むことを歓迎いたします。

Nausicaa Delfas, Executive Director at FCA - FCAより引用

なお、FCAはEU離脱までに修正された規制要件に準拠することで金融機関に及ぼす影響に関するフィードバックを募集している。諮問書に関しては、2018年12月の第1週まで公開しているとのことだ。

ブレグジットを巡る不透明感の高まりから、金融機関経営の舵取りは難しい局面が続いているが、ブレグジット交渉に関しては、英国と欧州連合(EU)が来週10月15日までに離脱条件で合意に達する可能性があり、ポンド/米ドル相場を始め様々な金融市場に多大な影響を与えることが予想される。

release date 2018.10.11

出典元:

ニュースコメント

英国のEU離脱に伴う影響

英国のEU離脱が近づくにつれ、各規制当局は英国企業に対し引き続きEU内でのサービス提供を続けるために、各ライセンスの取得を求めている。今年7月には、EU離脱後もEU内におけるサービス提供を希望する英国の企業に対し、欧州証券市場監督局ESMAはライセンスの取得を求める声明を発表している。また、キプロス証券取引委員会CySECもFCA規制下のブローカーに対し、英国のEU離脱までにCySECのライセンスの取得を求めている。このように、各規制当局は英国拠点の金融機関に対しEU離脱後の準備を促しており、英国企業は対応に追われている状況が続いている。為替市場においても、英国のEU離脱に関するニュースが市場に影響を与えており、9月初頭には欧州委員会のミシェル・バルニエ首席交渉官が発した英国のブレグジット交渉についての発言が好材料となり、英ポンドが急騰している。今後も為替市場はブレグジット関連の動向によって左右されることが予想される。


Date

作成日

2018.10.11

Update

最終更新

2022.01.27

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

bitwallet利用で国内銀行口座が凍結?将来的に出金できなくなるリスクあり

2025年12月現在、bitwalletの入出金が直接的な理由となって、国内銀行口座が凍結されたと断定できる情報は確認されていません。しかし、海外FX業者と国内銀行を取り巻く環境は大きく変わりつつあり、「これまで問題がなかったから今後もbitwalletは安全」とは言い切れない状況になっています。本記事では改正された資金決済法がbitwalletに与える影響や将来的なリスクについて説明します。
update2025.12.29 19:00

JPYC対応のおすすめウォレットは?海外FXユーザー向けの選び方や注意点を解説

海外FXユーザーの間では仮想通貨入出金が代替手段として注目されており、日本円ステーブルコインJPYCにも期待が集まっています。当記事では、JPYC対応のおすすめウォレットに加え、ウォレットの選び方や利用する上での注意点などを解説します。
update2026.03.16 19:00

Bitgetからbitbankに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、Bitgetからbitbankに仮想通貨を送金してみました。送金してみた率直な感想は、アドレスの入力ミスなどに気をつければ送金作業自体は特に難しくないというものでした。この記事では送金手順や送金手数料、おすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.02.20 19:00

GMOコインからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、GMOコインからBitgetに仮想通貨を送金してみました。感想としては、送金自体は難しくなく、手数料無料で使いやすいものの、通貨によっては最低送金額が高いケースがあると感じました。この記事では、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.03.10 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない