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GAIN、Validusプラットフォームをリリース

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update 2022.06.07 12:42
GAIN、Validusプラットフォームをリリース

update 2022.06.07 12:42

先物取引を中心に高度な市場調査・分析機能を提供

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite11 Bedminster, NJ 07921 USA[1])【以下、GAINと称す】は、レグテック関連の革新的なソフトウェアソリューション企業であるEventus Systems Inc(本社:823 S. Congress Avenue, Suite 150 Austin, TX 78701 USA[2])【以下、Eventusと称す】が提供するクラウドベースのValidusプラットフォームをリリースした。

GAINは、Forex.comとCity Indexという2つのコーポレートブランドを有し、グローバルCFDやFX事業を手掛けているほか、30を超える世界の取引所に上場するデリバティブ取引を行う先物事業も営んでいる。未清算先物取次業者(non-clearing futures commission merchant, FCM)として、革新的なトレーディングツールとグローバルなマーケットデータ、高度なテクニカル分析ツールを提供するCQG(本社:1999 Broadway Suite 1550 Denver, CO 80202 USA[3])を通じ取引所や清算機関へ先物の注文取次ぎを行っており、これにより、顧客に対しCQGのトレーディングツール一式を提供できるほか、アカウントやリスクなどの設定管理を行うカスタマー・アカウント・サービス・ツールを利用することも可能となっている。

この度、EventusのValidusプラットフォームとCQGを統合させることで、先物取引に関するより高度な市場調査・分析を行うことができるようになる。先物取次業者のコンプライアンス・リスク部門とトレードデスクは、CQGの先物取引の注文をモニタリングする際に、FIX接続のドロップコピー(ブローカーのサーバー以外の別のサーバーにも注文受付・約定通知のコピーを送信できる機能)をチェックすることで先物取引に関する調査を行うため、Validusプラットフォームに完全に依拠することになる。

加えて、Eventusが提供する自社運用型のクラウドベースのソリューションを利用できるようになるため、Validusプラットフォームは、企業やマーケットプレイスに対し、グローバルエクイティ、グローバルオプション、先物、債券、FX、仮想通貨に関する包括的な市場調査とトレーディングリスク管理を提供することが可能になる。特に先物取引に関しては、高性能のアラート機能を有し、視覚に訴えるビジュアル化もなされているほか、先進的なレポーティング機能や複数のカウンターパーティデータの提供、主要なトレーディング機能のモニタリング、複数のアセットクラスをまたぐプラットフォームへの調整機能、顧客のニーズに応じた既存システムとの接続も行うことができるようになる。

GAINのコンプライアンス部門の責任者であるHeather Krakora-Grimm氏、CQGのチーフスタッフであるAlli Brennan氏、EventusのCEOであるTravis Schwab氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々は新たな先物取引の市場調査システムを本当に切望しておりました。Eventusは他の先物取次業者から大変評判が高く、我々もEventusの人材とプラットフォームの質の高さに関してよく耳にしており、実際にEventusのシステムを採り入れたいと考えておりました。我々は多くのリテール顧客を抱える未清算先物取次業者として、我々が行う全ての先物取次業務をCQGを通じて行いたいというユニークな希望を持ち合わせています。Eventusは我々の要望に応えてくださり、我々とCQGとともに協働することになりました。EventusのValidusとCQGが統合することで、より使い勝手の良いプラットフォームを提供することができるようになります。Eventusの質の高いトレーニング体制と優れたレスポンスには、我々の想像を超え驚かされています。

Heather Krakora-Grimm, Director of Compliance at GAIN Capital - PR Newswireより引用

我々の果たすべき役割は、お客様に最高水準のテクノロジーソリューションを提供することであります。そして我々が提案するソリューションにEventusの市場調査ツールを加えられたことを喜ばしく思っております。Eventusのツールを利用することで、GAINのような先物取次パートナーにとって、我々が提供するプラットフォーム上でリスク管理や市場調査の質を向上させることができるでしょう。

Alli Brennan, Chief of Staff at CQG - PR Newswireより引用

我々はGAINをお客様として迎え入れられたことを喜ばしく感じております。 Heather氏とそのチームのメンバーと協働し、今後数年間かけて、強固な関係性を構築できることを楽しみにしております。また、10を超える先物取次業者との協働を通じ、業者それぞれが異なる特徴的なニーズを抱いていると認識しております。我々の差別化要因となっているのは、直感的に理解できるテクノロジーを持つだけでなく、全てのアセットクラスのリスク管理の際に、使い勝手の良いアラート機能を有し、なおかつ、それぞれのお客様の要望を満たすプラットフォームの構築のために時間と資源を存分に使う姿勢を持ち合わせていることです。業界で確固たるプレゼンスを築くCQGと統合したことを嬉しく感じております。

Travis Schwab, CEO at Eventus - PR Newswireより引用

release date 2018.10.10

出典元:

ニュースコメント

注目されるレグテックとは

レグテックとは、規制(Regulation)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、最先端技術を駆使して複雑化・高度化する金融規制に対応する手法のことをいう。リーマンショック以降の金融規制の強化に伴い、企業はあらゆる規制を遵守するべく対応を余儀なくされている。マネーロンダリングなどの犯罪防止策として、口座開設時などに顧客へ対し個人情報の提供を求めるKYCがあるが、企業はこのような厳格な規定を遵守する必要があり、それに伴うコストの増加や専門知識を有する人材確保などの課題に直面している。レグテックによりテクノロジーを活用した本人確認のサービスなどを導入すれば、企業はこのような負担を大幅に軽減することができるだろう。 将来的にはこの分野にブロックチェーンが活用されることも期待されており、今世界中で注目され始めている。


Date

作成日

2018.10.10

Update

最終更新

2022.06.07

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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