Select Language

Markets.com、大麻関連ブレンドCFDの提供開始

Markets.com、大麻関連ブレンドCFDの提供開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.18 16:46
Markets.com、大麻関連ブレンドCFDの提供開始

update 2022.07.18 16:46

急成長する大麻関連ビジネスで顧客獲得を図る

オンラインゲーム業界と金融業のビッグカンパニーであるPlaytech(本社:2nd Floor, St George's Court, Upper Church Street, Douglas, Isle of Man IM1 1EE, United Kingdom[1])が運営する海外FXブローカーのMarkets.comは、ここ数年著しく需要が拡大する大麻関連ビジネスを行う6社に投資が可能な大麻関連ブレンドCFDの提供を開始した。

Markets.comは、マリファナやヘンプなど実物の大麻の販売を手掛けるわけではなく、複数の大麻関連企業を1つのCFDとして提供するという斬新なアプローチの仕方で、爆発的な注目を集める新興市場である大麻関連ビジネスに参入する。Markets.comが提供する大麻関連ブレンドCFDを構成する企業群に馴染みがないトレーダーもいるかもしれないが、大麻関連企業として米ナスダック証券取引所に初めて上場を果たした、カナダ拠点の医療用大麻の生産・販売を手掛けるクロノス・グループ(証券コード:CRON)、世界最大級の医療用大麻製造企業であるキャノピー・グロース(証券コード:CGC)、カナダの大麻関連医薬品メーカーであるティルレイ(証券コード:TLRY)ら6社で構成されている。

そこで、Markets.comのCEOであるJoe Rundle氏と、チーフマーケットアナリストであるNeil Wilson氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

大麻関連ブレンドCFDは他では取引のできない顧客志向に立った革新的な商品といえます。そして、大麻関連ブレンドCFDはインデックス(指数)のように捉えることができ、銘柄を新たに組入れることも除外することも可能で、市場の時価総額に応じて組み入れ比率を決められます。また、急成長を遂げる大麻関連の個別株式の値動きは非常に激しく、投資家の投資意欲を削ぐかもしれません。そこで複数の大麻関連株式をまとめたCFDを開発することで、市場のボラティリティを低減させつつ成長市場に投資を行う機会を逃さないようにすることができます。

Joe Rundle, CEO at Markets.com - Finance Magnatesより引用

我々が提供する大麻関連ブレンドCFDには、医療用大麻の製造から販売まで業界の川上から川下に渡る幅広い企業を組み入れています。そして大麻関連の個別株式は現在までのところ、幾分か流動性が懸念されるものの、時間の経過とともに、その問題は解決されるでしょう。我々は大麻関連ブレンドCFDの販売を通じ、より多くの大麻関連株式の取引が可能となり、お客様の取引コストを低減させることにもつながると考えております。

Neil Wilson, Chief Market Analyst at Markets.com - Finance Magnatesより引用

なお大麻関連は現在、投資家を熱狂させている非常にホットなテーマであるが、Markets.comではそれ以外にも、アップルやアマゾン、フェイスブックといった企業群に投資することができるeコマース、ソーシャルメディア、米国テクノロジー関連のブレンドCFDもトレードすることも可能だ。更に、ウォーレン・バフェット氏やカール・アイカーン氏、ビル・アックマン氏といった著名投資家のポートフォリオをコピーしたGurusブレンドや、貿易摩擦の行方を予想するTrade War Winners and Trade War LoserといったユニークなブレンドCFDも取り揃えている。

足元、欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)が8月に導入した新規制の影響もあり、FX・CFD業界の先行きには暗雲が立ち込めている。そのような環境下でも、Markets.comのように革新的で創造性溢れる新商品の開発を手掛けるブローカーも出てきていることは、明るい兆しといえよう。

release date 2018.10.9

出典元:

ニュースコメント

投資家の熱視線を集める大麻関連市場

近年、大麻関連ビジネスは拡大をみせている。2018年10月17日にはカナダにおいて先進7か国(G7)では初となる嗜好用大麻解禁が予定されており、市場のさらなる拡大が期待されることから、米国の証券取引所に上場する大麻関連株式銘柄群の株価は急伸している。例えば、前述のティルレイは7月18日の取引開始以来3倍ほど値上がりし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。加えて、酒類販売の米コンステレーション・ブランズが、キャノピー・グローバルに38億ドル出資したことも、投資家の大麻関連株式への投資熱に拍車をかけているようである。世界の合法大麻市場は2021年には314億ドル(約3兆5,700億円)規模に膨れ上がれ、年平均成長率は60%にも及ぶと予想されている。大麻は欧州では既にオランダで少量の使用が容認されているほか、巨大市場を形成する米国でも、コロラド州やワシントン州などで合法化が相次いでおり、各国の政策動向には目が離せない展開が続きそうだ。一方で、株式の世界では大麻関連は高いボラティリティと流動性の低さが懸念されているが、Markets.comが手掛ける大麻関連ブレンドCFDが、これらの問題を解消に向かわせる起爆剤となり、投資家の大麻関連投資熱が更なる盛り上がりを見せることが期待される。なお、5月にMarkets.comはプラットフォームMarketsXという新サービスの立ち上げを計画していることを明らかにしている。また、親会社のPlaytechの業績は、2018年上半期は純利益は減少したものの、金融部門であるTradetechが好調な結果を記録している。


Date

作成日

2018.10.09

Update

最終更新

2022.07.18

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル