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デューカスコピー、2018年上半期の業績を発表

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update 2022.07.06 12:30
デューカスコピー、2018年上半期の業績を発表

update 2022.07.06 12:30

市場のボラティリティは高まるも、デューカスコピーの業績は伸び悩む

スイスのジュネーブを拠点とし、銀行業やFXブローカー事業を行うDukascopy Bank SA(本社:Route de Pré-Bois 20 ICC, Entrance H 1215 Geneva 15 Switzerland)【以下、デューカスコピーと称す】は、2018年上半期の業績を発表した。

2018年上半期の売上高は、前年同期比横ばいの1,400万スイスフラン(1,450万ドル)となり、市場のボラティリティが急騰したものの、業績にはさほど影響しなかったようだ。

一方、競合他社は仮想通貨市場の激しい値動きや顧客の取引をヘッジするBブック取引(顧客の注文を市場へ流すのではなく、FXブローカー内で取引を相殺する方式)からのディーリング収益の他、米国の利上げ観測や欧州の政局不安などを背景とする2月の株式市場の混乱に乗じて利益をあげるなど、大きく業績を伸ばしたようだ。

また、Dukascopyの2018年上半期の経営費用は約1,400万スイスフラン(1,450万ドル)となり、前年同期の1,490万スイスフランと比べやや減少している。一方、純利益については、税引き後187,117スイスフラン(193,000ドル)の赤字計上となり、売上高も41,137スイスフランの減少となっている。しかしながら、前年同期と比べ、900,000スイスフラン(929,000ドル)減少していることから、大幅に改善されていることがわかる。

ここ数年間にわたり、競争の激化に伴う経営コストがかさみ、各社で純利益の減少傾向が続いている。このような環境の下、Dukascopyは経営戦力の見直しを行い、スイスでの定評を活かせる日本をはじめとするアジア全域を戦略地域に定めるなど、さらなるサービスの拡大を目指している。

release date 2018.9.1

ニュースコメント

日本でも一定の支持を得るデューカスコピー

2004年に設立したデューカスコピーは、スイス金融市場監督機構(FINMA)によって認可を受けたFXブローカーである。2015年のスイスフラン・ショックによりアルパリUKが破綻したが、アルパリUKの親会社でカバー先であるアルパリジャパンも同じく破綻。デューカスコピーは、その後、アルパリジャパンを買収し、デューカスコピー・ジャパンとして東京にオフィスを構えている。デューカスコピーは、独自開発のECNであるSWFXを通してサービスを提供しており、高い透明性と約定スピードが魅力の一つである。FX取引において透明性に不安をいだいているのであれば、おすすめのブローカーであるといえるだろう。また、サポート体制も手厚いことから、日本でも一定の支持を受けている。また、デューカスコピーで採用しているJForexプラットフォームでは、200種類以上のインディケーターが標準搭載されており、上級者には嬉しいツールである。来年には、デューカスコピーはMetaTrader 4のリリースを予定しており、利用者の多いプラットフォームを導入することで、SWFXへのアクセス拡大を目指すようだ。


Date

作成日

2018.09.01

Update

最終更新

2022.07.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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