作成日
:2018.08.21
2021.08.31 15:22
中国の情報産業省に属する電子情報産業発展研究院は、第4回目となる仮想通貨の格付けを公開した。EOSが第2回から続く首位の座を守り、イーサリアム(Ethereum)がそれに続く形となったが、ビットコインが初のトップ10入りを果たしている。
これまでの格付けにおいて、ビットコインは非常に低い評価を得ていたのだが、最近実施されたアップデートが意欲的と評価されたためか、革新性の項目において最高点となる40.3を獲得し、前月の16位から10位へと浮上した。なお、ビットコインの他には、1位のEOS、13位のStratis、29位のBitcoin Cash、30位のHcashの革新性が高く評価されている。
なお、今回の格付けもこれまでと同様に、それぞれの仮想通貨を基礎技術、応用性、革新性の3つの項目により評価している。5月の第1回目の格付けでは28の仮想通貨が対象となっていたが、6月の第2回目ではEOSとNebulasが、7月の第3回目ではGXChainが追加され、今回はさらにNULS(ナルス)とTezos (テゾス)が対象に加わり、33の仮想通貨の格付けが行われている。
今回新たに対象に加わったNULSとTezosは、それぞれ21位と28位となっている。NULSはブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション(Dapps)の開発サポートを目的としており、Tezosはセキュリティや検証性、ガバナンス問題などに比重を置いた仮想通貨である。いずれも歴史が浅く、多くの機能が開発中であるものの、高い技術を兼ね備えており、今後が大いに期待される仮想通貨である。
release date 2018.8.21
作成日
:2018.08.21
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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