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ファットフィッシュ、ビットコインETFが数カ月内に承認と期待

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update 2021.08.31 15:22
ファットフィッシュ、ビットコインETFが数カ月内に承認と期待

update 2021.08.31 15:22

承認への楽観的な見方を示す

先日、ウィンクルボス兄弟の二度目のビットコイン上場投資信託(Exchange Traded Fund)【以下、ETFと称す】の申請が、アメリカ証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)【以下、SECと称す】によって却下されたが、Fatfish Internet Group【以下、ファットフィッシュと称す】のKin-Wai Lau氏は、ビットコインETFが数ヶ月以内に承認されるだろうとの見方を示した。

ウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請が却下された理由としては、投資家保護や、不正取引、価格操作への対策が不十分であることが挙げられている。SECの決定を受け、ビットコインの価格はわずかに下落したものの、その後、速やかに回復の動きをみせている。

Kin-Wai氏は、ビットコイン(BTC/USD)が8,100ドル付近まで値を戻すなど、回復基調にあるとし、不安定な値動きがみられた時期にに比べると、現在は堅調に推移しているとの見解を示している。また、最近の機関投資家の関心の高まりやWeb3.0(次世代の非中央集権型アプリケーション)への期待も背景にあるようだ。

前述のファットフィッシュのCEOであるKin-Wai氏は、次のようにコメントしている。

ビットコインETFの制度的な需要は強まっており、承認への期待も非常に高まっています。ビットコインの取引量は低迷期に比べると数倍増加しています。ビットコインETFの承認までの期間はそれほど長くなく、おそらく数カ月後には市場に出回っているでしょう。

Kin-Wai Lau, CEO of Fatfish Internet Group

さらにSEC委員長の一人であるHester M Peirce氏は、ビットコインETF棄却の決定は、SECの役割を逸脱しているとの公式声明を発表した。同氏は、SECの使命は投資家保護や資本形成を促し、公平で秩序のある効率的市場を形成して投資家を保護することであり、市場革新の流れを断ち切る役割を受け入れることはできない、と付け加えており、Kin-Wai氏の楽観的な見方の根拠となっている可能性がある。

オーストラリアに拠点を置くベンチャーキャピタルであるファットフィッシュは、今年1月にシンガポールのAPACマイニングの株式を100万ドルで取得し、仮想通貨業界に参入している。

release date 2018.7.31


Date

作成日

2018.07.31

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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