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シンガポール、未登録ブローカーによる詐欺に注意喚起

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update 2022.03.10 14:14
シンガポール、未登録ブローカーによる詐欺に注意喚起

update 2022.03.10 14:14

過去1年間で580万ドル相当の損失を確認

シンガポール警察の商務部(The Commercial Affairs Department)【以下、CADと称す】と、シンガポール金融管理局(The Monetary Authority of Singapore)【以下、MASと称す】は、未登録ブローカーの犯罪が活発化し増加していることを受け、このようなブローカーとの取引の危険性について正式に警告を発した。

CADとMASは、すでに市民から相当量の苦情を受けており、過去1年間では未登録の規制されていないオンライン取引プラットフォームの利用による損失は780万シンガポールドル(580万ドル相当)に上ることが確認されている。また、未登録ブローカーを利用し、公的機関に苦情を申し立てた顧客数は、2016年の40人から2017年には142人に増加した。 未登録ブローカーが個人投資家向けに提供している商品には、FX、CFD、株価指数、コモディティおよびバイナリーオプションが含まれ、被害者らは平均して4万ドルを失っているという。 CADとMASは、未登録ブローカーと取引する際には細心の注意を払うよう忠告している。

未登録オンライン取引プラットフォームを提供するブローカーは主にオフショアの管轄区域にあることが多く、そのため追跡や確認が非常に困難となっている。 報告された内容から、未登録ブローカーのオペレーターは、投資家へプラットフォーム運営者とは異なる人物の名前で開設された海外の銀行口座に資金を送金するよう要求するケースが多いようだ。 また、未登録プラットフォームでは、オンライン広告、電話、メール、またはメッセージングアプリケーションを通じて、ターゲットへの接触を図っていることが判明している。 中には、未登録ブローカーのサービスを促進するためのセミナーを開催しているケースや、すでにブローカーのアカウントを持っている顧客に、手数料と引き換えに新しい顧客の勧誘を求めることもあるようだ。 シンガポールの規制当局は、詐欺に遭った場合は、必ず地方警察に報告するよう呼びかけている。

MASの資本市場アシスタントマネージングディレクターであるLee Boon Ngiap氏は次のようにコメントしている。

規制されていない取引プラットフォームでの取引を選択した投資家には、規制上の保護措置はありません。投資家がバックグラウンドや操作が容易に確認できない規制されていない企業によって運営されているプラットフォームで取引する場合には、不正行為のリスクが高くなります。

Lee Boon Ngiap, The Assistant Managing Director for Capital Markets of the MAS

CADの取締役であるDavid Chew Siong Tai氏は次のようにコメントしている。

消費者は、ハイリターンを約束する投資機会に遭遇した場合、そのリスクが、ほとんど、またはまったくないという保証について常に慎重でなければいけません。なぜなら、このような場合は詐欺である可能性が高いからです。もしも魅力的でありすぎる場合、それはおそらく詐欺である可能性があります。

David Chew Siong Tai, Director of CAD

MASは、世界で最も安全な規制当局の1つとしてよく知られており、厳格なコンプライアンス条件が関連づけられていることから、規制許可の取得は非常に難しくなっている。 シンガポール規制当局は、オンライン取引プラットフォームでは、投資家はクレジットカードの詳細を提供する必要があるため、さらに別のリスクがあることも指摘している。 昨今の欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority,ESMA)の新たな規制枠組みに関する発表は、未規制の管轄区域へのビジネスを更に促進する可能性が高く懸念されている。

release date 2018.5.31


Date

作成日

2018.05.31

Update

最終更新

2022.03.10

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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