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日本金融庁、FXレバレッジの引き下げ案は見送りへ

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update 2022.01.28 11:08
日本金融庁、FXレバレッジの引き下げ案は見送りへ

update 2022.01.28 11:08

ブローカーへの規制を強化する方向に転換

日本金融庁(Japan Financial Services Agency,JFSA)は、かねてから検討していた、FX取引のレバレッジ10倍への引き下げ案を、現行の25倍に据え置く方針を固めた。

関係者の話では、レバレッジ10倍への引き下げ案は、見送り見込みとなったようで、金融庁は、ブローカーへの規制を強化する方向で検討を進めているとのことである。

金融庁は、有識者検討会において、トレーダーのリスクを軽減するために、FXブローカーのストレステストの厳格化や、日々の取引データの報告義務等を課す案などを新たに提案したとしている。規制強化により、増資等の対応ができない事業者が出てきた場合、事業者毎にレバレッジの上限を設定し、リスクとのバランスを取る余地を残すようだ。

店頭FX取引は、年4000兆円の規模まで拡大しており、2015年に起こったスイスフランショックのような、相場の急激な変動の際、個人投資家の注文が殺到し、ブローカーの財務健全性の悪化にとどまらず、カバー先の金融機関も巻き込みかねないという理由から、利用者保護の目的で金融庁はレバレッジの引き下げを検討してきた。

しかし、ブローカーや個人投資家の間での反対の声が多く、金融庁は、レバレッジ規制ではなく、ブローカーへの規制や監督を強める方針に転換したようだ。

release date 2018.5.29


Date

作成日

2018.05.29

Update

最終更新

2022.01.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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