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欧州ブローカー、ESMAの新規制に準拠したサービス検討

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update 2022.01.28 11:10
欧州ブローカー、ESMAの新規制に準拠したサービス検討

update 2022.01.28 11:10

個人投資家へのハイレバレッジ商品の提供方法を模索

EU規制下のブローカーは、欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】の新規制にのっとった個人投資家向けの新サービスの提供を検討していることが明らかになった。

今月初旬、ESMAは、最大で1:30までのレバレッジの引き下げ案等の新規制を導入する決定を下しており、これにより、EU規制下のブローカーは、従来の方法では、個人投資家へハイレバレッジ商品を提供することができなくなる。ESMAはこれまで、個人投資家のリスクの制限を目的とした様々な規制を実施してきたが、ハイレバレッジ商品に対しての規制は今まで行っておらず今回が初となる。

ブローカー達は、ESMAの新規制に準拠することを前提に、ESMAが今回規制対象としたCFDについての定義に基づいて、個人投資家へハイレバレッジ商品を提供するための新しい方法の模索を行っているようだ。

ESMAが定義するCFDとは、オプション、先物、スワップ、デリバティブであり、所有者には価格や資産の価値の変動に対し、長期または短期的にエクスポージャー(市場の価格変動リスクの影響を受ける資産の割合)を与えるもので、商品が取引所で実際に取引されているかどうかに関わらず、債務不履行またはその他の終了事由以外、当事者の選択により現金で決済ができるものだと、定義している。

先日、ESMAは、リテールブローカーに対して、個人投資家を対象とする商品に関してのガイドラインを発表しているが、詳細については、ESMAの最終決定待ちとなっており、現時点では明確に定まっていない。

EU規制下のブローカーの中には、一定の条件を課し、プロトレーダー等の分類を設け、ハイレバレッジを提供するという方法を採用するところもあるが、このような場合、顧客はEU全域で適用されている預金保証や、個人投資家に与えられた権利を失うことになる。さらに、通常の場合、顧客には、企業や、企業が提供する金融商品・サービス、投資戦略、ビジネスモデルなどについての情報公開を要求する権利が与えられているが、これらの権利も放棄となる他、注文執行に関するレポートなどを受け取る権利も失うという。

先月末、英国の大手FX・CFDブローカーのCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London)でも同様のサービスが開始され、新たに設けられた、プロトレーダーの階層では、新規制適用後も、引き続きハイレバレッジが提供されるようだ。

個人投資家へ、条件別に顧客を分類することなく、そして、ESMAの新規制に準ずる形でのどのようなハイレバレッジ商品が登場するのか、各ブローカーの新しいサービス内容に注目していきたい。

release date 2018.5.15


Date

作成日

2018.05.15

Update

最終更新

2022.01.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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