Select Language

欧州ブローカー、ESMAの新規制に準拠したサービス検討

欧州ブローカー、ESMAの新規制に準拠したサービス検討

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.28 11:10
欧州ブローカー、ESMAの新規制に準拠したサービス検討

update 2022.01.28 11:10

個人投資家へのハイレバレッジ商品の提供方法を模索

EU規制下のブローカーは、欧州証券市場監督局(The European Securities and Markets Authority)【以下、ESMAと称す】の新規制にのっとった個人投資家向けの新サービスの提供を検討していることが明らかになった。

今月初旬、ESMAは、最大で1:30までのレバレッジの引き下げ案等の新規制を導入する決定を下しており、これにより、EU規制下のブローカーは、従来の方法では、個人投資家へハイレバレッジ商品を提供することができなくなる。ESMAはこれまで、個人投資家のリスクの制限を目的とした様々な規制を実施してきたが、ハイレバレッジ商品に対しての規制は今まで行っておらず今回が初となる。

ブローカー達は、ESMAの新規制に準拠することを前提に、ESMAが今回規制対象としたCFDについての定義に基づいて、個人投資家へハイレバレッジ商品を提供するための新しい方法の模索を行っているようだ。

ESMAが定義するCFDとは、オプション、先物、スワップ、デリバティブであり、所有者には価格や資産の価値の変動に対し、長期または短期的にエクスポージャー(市場の価格変動リスクの影響を受ける資産の割合)を与えるもので、商品が取引所で実際に取引されているかどうかに関わらず、債務不履行またはその他の終了事由以外、当事者の選択により現金で決済ができるものだと、定義している。

先日、ESMAは、リテールブローカーに対して、個人投資家を対象とする商品に関してのガイドラインを発表しているが、詳細については、ESMAの最終決定待ちとなっており、現時点では明確に定まっていない。

EU規制下のブローカーの中には、一定の条件を課し、プロトレーダー等の分類を設け、ハイレバレッジを提供するという方法を採用するところもあるが、このような場合、顧客はEU全域で適用されている預金保証や、個人投資家に与えられた権利を失うことになる。さらに、通常の場合、顧客には、企業や、企業が提供する金融商品・サービス、投資戦略、ビジネスモデルなどについての情報公開を要求する権利が与えられているが、これらの権利も放棄となる他、注文執行に関するレポートなどを受け取る権利も失うという。

先月末、英国の大手FX・CFDブローカーのCMC Markets UK plc(本社:133 Houndsditch London)でも同様のサービスが開始され、新たに設けられた、プロトレーダーの階層では、新規制適用後も、引き続きハイレバレッジが提供されるようだ。

個人投資家へ、条件別に顧客を分類することなく、そして、ESMAの新規制に準ずる形でのどのようなハイレバレッジ商品が登場するのか、各ブローカーの新しいサービス内容に注目していきたい。

release date 2018.5.15


Date

作成日

2018.05.15

Update

最終更新

2022.01.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル