ビットコイン、発行上限の8割のマイニングが完了

ビットコインは、4月26日までに、1700万BTCのマイニング（採掘）を完了したことが明らかとなった。ビットコインの発行上限は、2100万BTCであることから、今後マイニングが可能なビットコインは、全体のおよそ19％に相当する400万BTCのみとなる。

ビットコインは、21万ブロックごとに半減期を迎え、発行速度を遅める仕組みとなっており、これにより価格が安定的に上昇していく可能性が予想される。ブロックは約10分に1つ作られることから、半減期を4年ごとに迎えることになるが、マイニング報酬も半減期に伴い減少していく仕組みとなっている。マイニング報酬は、2009年の発行当初は50BTCだったが、前回の半減期である2016年7月以降は12.5BTCとなっている。尚、次の半減期は2020年となっており、2140年にはすべてのビットコインの採掘が完了する予定となっている。

このように、ビットコインは発行上限を設定することで、希少性を高め価値を上昇させており、入手の困難さと採掘量に限りがある希少鉱物であるゴールドとしばしば比較されるのはこれに由来するためだろう。

release date 2018.4.27