作成日
:2018.04.09
2021.08.31 15:23
インドの中央銀行(Reserve Bank of India)【以下、RBIと称す】が、銀行をはじめとする金融機関に対し、仮想通貨の取り扱いを禁止する決定をした。これを受け、決定が発表された同日に署名収集サイトのChange.orgにて、撤回を求める請願活動が開始され、現在までに、1万6000人以上が署名していることが明らかになった。
また、署名活動以外でも様々なオンラインフォーラムやソーシャルメディア上にRBIの措置を批判する投稿が増加している。請願書はインドの首相及びRBI宛に作成されており、仮想通貨取引を規制しようとするのではなく、仮想通貨ビジネスが国の利益になるよう盛り上げるような枠組みの採用を求める内容となっている。また経済状況の改善を推し進めるインド政府に対しては、過剰な規制でイノベーターを追い払うことのないよう支援を求めている。事実、マイクロソフトとGoogleの現CEOがともにインド人であることから、彼らがインド国内でインターネット企業を築いていた可能性を指摘し、厳しい規制により次世代を担う才能が国を離れる可能性があることを暗に警告した。
また、国や銀行による圧力について、米国の新興企業が立ち上げたウーバー(Uber)への規制がうまくいかなかった例を挙げ、今回のケースについても同様の結末となりえることも訴えている。
さらに、請願書では、RBIが独自のデジタル通貨の発行を検討していることにも言及しており、今回の禁止令はRBIが他の発展を阻止し、独自のブロックチェーン技術を開発するための偽善行為なのではないかとも指摘している。
インドでの仮想通貨取引に対する規制は今後も強化されることが予想される。また、それらの規制は厳格なKYC(Know Your Customer、顧客管理)が基準となっていることから、請願者は、政府とRBIに対し、この件に関するあらゆる問題に対処するために企業との対話を行うよう強く求めている。
release date 2018.4.9
作成日
:2018.04.09
最終更新
:2021.08.31
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー