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eToro、ブロックチェーン事業に向け1億ドルの資金調達

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update 2022.05.20 13:54
eToro、ブロックチェーン事業に向け1億ドルの資金調達

update 2022.05.20 13:54

中国民生銀行を中心に、日本、韓国の投資家も加わる

世界最大級のソーシャルトレーディングを提供するeToro (UK) Ltd.(本社:42nd floor, One Canada Square Canary Wharf E14 5AB London UK)【以下、eToroと称す】は、ブロックチェーンプロジェクトや、ソーシャルトレーディングシステムの開発、新規事業への参入を目指し、シリーズEにて1億ドルの資金を調達したことを発表した。

ベンチャーキャピタルの資金調達では、シリーズA、B、C、Dと段階を追った投資ラウンドが行われるが、シリーズEとは、過去の資金調達による事業が成功し、さらなる成長のための資金調達であることを意味している。

今回の資金調達には、中国民生銀行(China Minsheng Financial)を中心に、日本のSBIグループや、韓国投資パートナーズ(Korea Investment Partners)等の様々な国の投資家が加わっており、ヨーロッパの財閥で、世界最大のユダヤ系金融一族のロスチャイルドがeToroの専属財務顧問を務めている。

eToroにとって外部からの資金調達は、今回が初めての事ではなく、過去には、2014年に中国のPing AnとロシアのSberbankから2,700万ドルの資金を調達している。また、2015年には、新興・成長企業を支援するロンドン証券取引所のELITEプログラムに参加し、ロンドン証券取引所グループ系列の私募社債を発行する機関であるELITE Club Dealを介して資金調達を行った。今回の1億ドルの資金調達を含めると、今までの投資額は、総額1億6,200万ドルにのぼる。投資家達が待ち望んでいた、仮想通貨市場への参入を果たすことになったeToroは、飛躍的な成長期間を迎えることになる。

eToroの創業者であるYoni Assia氏は、今回の資金調達について次のようにコメントしている。

eToroは、全ての人々がトレードや投資を行うことが可能な、民主的な金融市場の確立を目指して設立されました。設立以来、多くの顧客が我々の事業への取り組みに対し、強い希望を抱いてきました。今回の発表は、我々が事業拡大を目指して新たな成長期に入る重要な節目になるでしょう。今回の資金調達は、最近の我々の急成長を支える技術基盤をさらに発展させる上で、非常に重要です。新規市場への事業拡大の支援だけでなく、世界中の多くの人々に投資による社会的アプローチを行い、安心で安全な市場へのアクセスを提供します。新技術が金融業界を変え続けている中で、我々はその最前線に留まりたいと考えています。今回の発表は、我々が市場をリードするブロックチェーン技術や資産のデジタル化に関する開発事業の継続に役立つでしょう。

Yoni Assia, CEO of eToro

2007年に設立されたeToroは、現在900万人を超えるユーザーが参加しており、昨年のeToroの顧客預り金は10億ドルを超え、同年第4四半期のみで100万件以上の新規登録を記録している。eToroは、新オフィスの開設や増員を含む、世界的な事業の拡大期へ突入している。

release date 2018.3.21


Date

作成日

2018.03.21

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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