ビットコインの取引手数料が低下傾向に

ここ最近、仮想通貨市場におけるビットコインの占有率が徐々に高まっているのとは対照に、ビットコインの取引手数料が低下傾向にある。

ちょうど１年前、仮想通貨市場全体におけるビットコインの占有率は約86%もあったが、その後ビットコイン価格の上昇と対照的に、ビットコインの占有率は下がり続けていた。現在のビットコインの占有率は、39.4％となっている。

また、ビットコインの取引手数料においては、今年1月、次のマイニングを最速とするための手数料が高騰し過去最高値の37ドルとなっていたが、現在は0.36ドル/kBとなっており、6ヶ月ぶりの低値を記録した。

ビットコインは取引手数料が高く、取引スピードも遅く、送金に向いていないと主張する人も少なくない。昨年8月にビットコインのハードフォークにより誕生したビットコインキャッシュは、ビットコインよりも取引手数料が低い点がメリットとして挙げられており、ビットコインキャッシュの分析サイトであるBlockchairにて記録された最新の手数料は0.22ドル/kBとなっている。

現在、ビットコイン（BTC/USD）は約1万675ドル、ビットコインキャッシュは約1,302ドルで取引されている。また、仮想通貨市場全体の時価総額は約457億ドルで、先週の500億ドルから低下している。

2月21日現在、仮想通貨時価総額上位トップ30の価格は軒並み下落傾向で推移している。

release date 2018.2.22