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FCA、報告書提出プロセスの自動化に向け支援求める

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update 2022.01.28 11:42
FCA、報告書提出プロセスの自動化に向け支援求める

update 2022.01.28 11:42

大幅なコスト削減や正確性の向上を目指す

英国金融行動監視機構(The UK Financial Conduct Authority)【以下、FCAと称す】は、企業がFCAに報告書を作成する際の手続き簡素化に向け、技術的な支援を求めることを発表した。受付期間は2018年6月20日までとしている。

FCAは昨年11月に同様の機会を設けており、一部のメンバーにおいて、報告書の自動化の実証実験に成功している。同技術を導入することにより、報告書を自動的かつ正確に読み込むことが可能となるため、報告要件を遵守する過程において、企業の時間やコスト、労力の大幅な削減を実現することができる。また、報告書の自動化処理により、ヒューマンエラーを回避するとともに、報告書の正確性向上にも貢献することが期待される。また、FCAの規制に何らかの変更が伴った場合、より迅速な対応が可能となり、技術的な変更が適用された場合も素早い修正が可能となる。

また、報告書作成のプロセスを自動化することで、大幅なコストの削減に加え、市場の壁が低くなり、企業にとって参加しやすい環境に改善するというメリットも生まれる。これらの利点により新たな企業が出現すれば、競争が激化し、結果的に企業とユーザー双方の利益にも繋がることになる。

FCAは報告プロセスの改善に向けて継続的な取り組みを行っており、金融サービスプロバイダーと共に業界の課題の解決に努めている。加えて、FCAは、英国の金融部門における不法行為を制限するという議題にも、積極的に取り組んでいる。

release date 2018.2.20


Date

作成日

2018.02.20

Update

最終更新

2022.01.28

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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