Select Language

ビットコインプライベート、2月28日に誕生予定

ビットコインプライベート、2月28日に誕生予定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:23
ビットコインプライベート、2月28日に誕生予定

update 2021.08.31 15:23

ビットコインとジークラシックの共同ハードフォークにより誕生

ビットコイン(Bitcoin,BTC)とジークラシック(Zclassic,ZCL)の共同ハードフォークによって、ビットコインの匿名性を高めた新たな仮想通貨ビットコインプライベート(Bitcoin Private,BTCP)が2月28日に誕生することが発表された。

発表によると、2月28日にビットコインとジークラシックのスナップショットが行われ、ビットコインとジークラシックを合わせて約2,000万BTCP(ビットコインプライベート)が流通することになる。ビットコインまたはジークラシックの保有者に、それぞれ保有しているコインの1:1の比率でビットコインプライベートが配布される予定である。

今回のハードフォークはこれまでのSegWit採用やブロックサイズ拡張を目的としたものとは異なり、ジーキャッシュ(Zcash)や、ジークラシック、ゼンキャッシュ(Zencash)等のZファミリーの仮想通貨の最大の特徴であるプライバシー強化機能が追加されるという点で注目されている。

昨年12月、ビットコインプライベートのハードフォークに関する情報が公開された後、ジークラシックは、わずか数週間で約25倍もの値を上げた。ビットコインプライベートの付与を見越した投資家達が、高額なビットコインの購入よりも手軽な金額のジークラシックに集まったようだ。ハードフォークの実施日が近づくにつれて、ジークラシックは、更に値を上げる可能性が高いであろう。

一方で、ビットコインプライベートが、匿名性の高いジークラシックの技術を実装することになった場合、ジークラシックの価値がなくなり、ハードフォーク後、ジークラシックを手放す者が増えることも考えられる。

現在、ジークラシックを取引できる取引所は、BittrexとCryptopiaのみとなっており、両取引所は、ビットコインプライベートを配布することを前提に、ジークラシックを提供しているものの、正式な発表は行っていない。

今回誕生するビットコインプライベートは、開発チームが、何度もテストを重ねてきたことから、これまでビットコインからハードフォークを経て誕生した他の仮想通貨に比べて、非常によく設計された仮想通貨だと期待されている。ハードフォーク後、ビットコインプライベートの市場価値が、どのように推移していくのか、市場の動向に注目が集まっている。

release date 2018.2.12

ニュースコメント

ハードフォークが予定されているジークラシックとは

今回、ビットコインと、共同ハードフォークが実施されるジークラシック(Zclassic)は、ジーキャッシュ(Zcash)からハードフォークしたコインであり、マイニング報酬割合等が一部異なっているものの、基本的な機能はジーキャッシュと同様だ。ジークラシック や、ジーキャッシュが他の仮想通貨と大きく異なる点は、送信者、受信者、送金金額を第三者に提示しなくても、正確な送金を行えることを証明した、ゼロ知識証明を取り入れた、匿名性の高い通貨である点である。送金時に必要となる、送信者や、受信者、送金金額等の情報を第三者に見られることなく、取引できることから、取引情報を知ることができるのは、唯一、送信者と受信者のみとなり、第三者がこの取引に関わることができない。ビットコインや、その他仮想通貨の弱点とされていたプライバシーを守る設計になっているわけである。

ビットコインキャッシュや、ビットコインゴールド等のハードフォークによる新たなコイン誕生が相次いだ昨年に対して、今回は、数カ月ぶりのハードフォークとなり、軟調な相場が続くビットコインの好材料となることが期待できる。


Date

作成日

2018.02.12

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

オンラインウォレットPeskaは本当に安全か?運営会社が怪しすぎる

オンラインウォレットPeskaの運営会社には怪しい部分があり、公式サイトに掲載されている情報と事実にいくつか矛盾も見つかっています。本記事ではPeskaを信用すると、なぜ危険なのか説明します。
update2025.03.17 19:00

MT4初心者必見!FX自動売買EAバックテストのよくあるトラブルと対策集

バックテストをした際にEAを選択できない、途中でテストが止まる、結果が安定しないなどの症状が発生することがあります。本記事では、バックテストをした際に発生する症状別に対処方法を解説します。
update2025.05.13 19:00

ミセス・ワタナベの資産が633億円減少、円高進行で崩れた円安神話

金融先物取引業協会が公開している2025年4月の「店頭FX月次速報」によると、個人FXトレーダーの資産額が減少したことが明らかになりました。2025年1月から現在までのミセス・ワタナベ・機関投資家の動向やドル円の状況を説明します。
update2025.06.05 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル